1989年1月7日、これが菅崎茜の生年月日です。本作のレコーディングは昨年末(当時12歳)に行われたそうです。(アイドル系ではない)歌手としてデビューすることを夢見る小学生やそのご両親はこれを聴くことをお勧めします。目安となると思うからです。 年齢のことをさて置き、客観的に今作を評したいと思います。Vocalの技能か、曲が良くないのか、アレンジが悪いのかは定かではありませんが、title曲は盛り上がりに欠けた凡庸で特筆すべき点のない出来だと思います。C/Wから判断するとVocalの技能は高いと思いますし、作曲は倉木麻衣などへの楽曲提供のある大野愛果ですので、もっと良いものができたと思うのですが、曲とVocalがしっくりこない、インパクトやアピール性に欠けるとの印象を受けています。激戦区でリスナーに飽きが出始めているR&B路線であるということも辛口な評価につながっていると思いますが、昨年夏に話題になった同世代の宮川愛(アーティスト名:i)との差を感じてしまうことも大きいと思います。以上のように厳しい評価を行いましたが、今後TOPになると有望視しているアーティストの一人であることは確かで、その期待の裏返しだと思ってください。
TITLE曲は、美しい曲。バックに流れるアルペジオがVocalを美しく盛り上げる、サビの部分でハスキーかかったファルセットとバックに重なったコーラス、全篇で夕焼けの空を思わせる歌詞。暖め、充分に練られた 作品に仕上がったと思う。何よりも、年齢らしくストレートに自分自身の感情をぶつける姿勢が好感を持てる。 C/Wは、作曲が岡本仁志(Garnet Crow)。聞くところによると、1st アルバムは彼の曲が多く、その雰囲気を探ることができる。凡庸な曲に思えるが、Gitarアレンジと合わせる巧さは感じた。器用貧乏になることに一抹の不安はあるが、今後の発展を期待しても良さそうだ。
若い女の子がヘンにオトナっぽく歌ってるのはあまり好きではないのですが彼女は特別です。 ぜんぶ自分で作詞しているからでしょうか、とても自然な感じがします。 それに、すごくいい声。 また、コーラスや作曲で大野愛果さんが強力にバックアップしています。 前作までと感じが違う愛内里菜さんの「A.I.R」を聴いてアレ?と思ったひとにもオススメです。 またアルバム出してほしいので、みなさん買ってあげてください。 ちょっとでも気になっているなら買う価値あります。 損はさせませんよ。
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