清水寺は、京都で一番多くの観光客が訪れる有名観光寺院ですし、ガイドブックにも必ず紹介されているわけですが、その清水寺の成り立ちや素晴らしい文化財の数々などは意外と知られていません。そんな清水寺の魅力を写真と文章で紹介したもので、学術的にも美術的にも価値の高い出版物だと思います。
音羽の滝を越えて、子安塔から清水の舞台を眺める景観が好きです。春の桜も秋の紅葉も実に見事で、ここを見ずして清水を語るなかれ、と思うほど絶好の写真スポットです。その場所からの写真は、口絵に冬景色の清水寺全景が見開きで収められていました。四季を問わず美しい景観が広がっています。
国宝の本堂や重文の三重塔、仁王門、奥の院、子安塔など建造物にスポットライトがあたりますが、24頁以下の仏像も素晴らしいと思います。秘仏の十一面千手観世音菩薩立像を始め、金剛仁王(阿形・吽形)立像、阿弥陀如来座像などの仏様のお姿は神々しく感じました。清水寺参詣曼陀羅、清水寺境内図屏風など珍しい絵画も掲載してあります。本書の半分のページがカラー写真ですので、眺めて納得の内容でしょう。
執筆陣の顔ぶれも豪華でその道の第1人者が関わっています。 田辺聖子「巻頭エッセイ 清水寺―きよみずさんのこと」、清水寺貫主・北法相宗管長の森清範「現代へのメッセージ いつの時代にも清水観音」、高野澄「清水寺の歴史―南を去って北へゆけ」、村井康彦「田村麻呂とアテルイ―古代東北の英雄」、蔵田敏明「清水寺文学散歩」、狩野博幸「清水寺参詣曼荼羅」、日向進「清水寺本堂」、横山正幸「清水寺の文化財」。
そもそも「京都−心の都へ−」というJR東海提供の番組がとても好きだったのだが、残念ながら終了してしまった。その流れを受け継いだDVD(ブルーレイ)と聞き、購入した。番組でもナレーションを担当していた佐藤良子アナの落ち着いた語りと、丁寧に撮影した高画質の映像が、とてもマッチしている。季節ごとに美しい場所が紹介されており、かなりいいできばえ。
「ポケット般若心経 講談社の実用Book (大本山読経CD付き)」(ひろ さちや)を購入した後、「超訳でない解説本も読んでおこう」と思い、瀬戸内寂聴氏の「寂聴 般若心経」を読み、勢いに乗って「寂聴 観音経」も読みました。そこで「観音経」にも興味を覚え、iPodに入れるべくAmazon.co.jpでCDを探して本製品を購入しました。携帯用の経典付なので、2枚組みを思わせるパッケージの大きさです。収録内容は「摩訶般若波羅密多心経」(4分40秒)、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五」(19分30秒)、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五偈」(6分6秒)、「観音信仰について」(28分48秒)となっています。(全59分8秒、iPodに入れる容量として54.8MB)
この経典にはお経の部分には振り仮名がついているので、読誦をフォローしやすくなっています。あと大西良慶氏(清水寺元貫主)の解説「観音信仰について」が味があって良かったです。(コテコテの関西弁ですので、特に関西出身者は馴染みやすいと思います。関西弁に全く馴染みのない人にはややツライかも?) ただ、お経の意味を一字一句知るには解説書が別途必要だと思います。先に挙げた瀬戸内寂聴氏の文庫本は面白く読めましたのでオススメします。
清水寺の1200年の歴史のうち、戦火や失火で10回以上焼け、また廃仏毀釈で荒れてしまったりした苦難が描かれています。中盤では収蔵品や展示物について解説があります。 「俗説清水の七不思議」では笑えました。もし清水寺に行かれる予定があるのなら、この第12章と次の「清水寺堂塔の今」を読んでから行くと、見過ごしてまいがちな面白い発見があることは請け合いです。 ただ写真や図版が少ないため、ちょっと物足りない感じがしますが、清水寺門前会のホームページ(http://www.monzenkai.com/)ではカラーで紹介されていて、それを見ながら読み進めると良いでしょう。
去年の春に京都に旅行に行きました。 どうしてもまた行きたいな〜と思っていたところにこのDVDを発見!! ちょっと悩んだけど購入して正解でした。 たくさんの名所が本当にいっぱい詰っている感じで京都を満喫できるDVDだと思います。 ハイビジョンじゃないのは残念ですけどそれでもそれ以上に価値はあると思いました。 音楽もとても穏やかな癒し系のBGMで聞いていて心地よいです。 ナレーションもON/OFF出来るのでBGMだけで見たいときや就寝時などにはいいと思います。 ひとつだけ私が残念だったのは「京都伏見稲荷大社」が取り上げられてなかったこと…かな。
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