著者の仕事ぶり、行動力やお客様を思う気持ちを垣間見て、
一流と言われる企業にされたのは、 一流の量の仕事をされていたんだと感じました。
まだまだ、私の仕事量・思いの強さが足りていない。 そう感じた一冊です。
電通をあこがれる企業にした精神が とてもわかります。
前作の36話で、風間刑事が「殺人ビデオの招待」で本庁が雇った敵に 狙われ、つづく最終回では同僚を殉職させてしまったという件も含め、 刑事の職を辞す。「俺が刑事を辞める時は相手の心臓撃つときだ」の台詞 と共にハードな最終回だった。 風間、岩田、泉の三人の刑事が代官署に別れを告げた。
風間が去った後も凶悪犯罪が頻発する代官署管内である。偽札偽造グループが 動き出した。そこで課長の宮本は、風間と泉の後任を見つけてきた。 それが直情傾向型刑事の本城慎太郎や原田実らである。 ここから水谷豊の刑事貴族シリーズの新たな一ページが始まる。 覆面車も風間の専用車だったトヨタの二代目ソアラに代わり、イギリスの名車 “ヴァンプラ”が加わる。ヴァンプラ、クレスタ、カリーナEDの覆面車布陣です。 製作協力は前作に引き続きトヨタ自動車が担当。 回によっては珍しく本城がカリーナEDとクレスタを運転している場面もあります。 牧刑事のムスタングも作品のカラーに合っていた。ヴァンプラも本城の足として、 副都心をバックに最終回まで走り続けた。
第1話のタイトルは「ファジーでハードでホットな奴ら」 スポンサーの三菱電気 に肖ってのサブタイみたいだったが、中身はハードなアクション巨編です。 空港、廃墟、船と、銃撃戦や肉弾バトルの応酬。本城VS麻生ナオミの初対決!! さすがに舘ひろし篇や郷ひろみ篇よりパワーアップした刑事貴族だと印象づけた。 一応この第1話は、太陽にほえろ!1981年放映「人質を返せ!」をリニュアール した脚本。だが、こういう巨編を手堅くまとめるのが峯尾基三の脚本の上手さと、 原隆仁監督の展開を素早く見せるカット割りの演出が際立っている。
本城篇になって、女子供に焦点をあてたエピソードも多くなっていくわけですが、 子供相手でも熱演技の柔軟性がある水谷豊さん!!
本放送後は1996年まで何度も、日テレ夕方4時枠で日本直販の提供で再放送されていた。 またDVDを見返して、あの頃の刑事ドラマは凄かったなあ〜と懐かしさに浸かろうでは ありませんか。 ラストシーン〜聴き返す度に味わいがある。後の「はだかの刑事」の 東京もイイ歌。矢沢さんのドラマソングはカラオケでも盛り上がる。
刑事貴族2の後半クールBOX 1991.10〜1992.3までの放映期間(第20〜40話)まで20話分収録。 さすがに半年置きの主役交代劇はしなくなった。 本城慎太郎を据え置いて進行。 そして、ここから寺脇康文さんの (藤村亮)と鳥越マリさん(芝夏美)の新刑事が登場!! この二人は本城とのかけあいも息ぴったりの印象だった。 まさか2000年代に入り「相棒」なる刑事ドラマまで出来るとは…
確か、20話の「悪い奴ら」が始まる前に、水谷さんと寺脇さんの二人が 当時の麹町日本テレビのズームイン!朝のスタジオで宣伝していたミニ番組 が深夜か早朝帯で流れていて見た記憶があります。女子アナと水谷さんを前 に北野広大の真似をする寺脇さん面白かった。 刑事貴族が3で終わったあと は藤村とは違うキャラを、ジェラシーや悪魔のKISSで演じていたのにも驚かさ れた。この芸達者ぶりが、「相棒」の亀山薫等や司会業までつながっていった のでしょう。
刑事になる前は元不動産屋だったという下りも「バス、トイレ、死体つき」の 話で活かされいた(笑) あと太陽にほえろ!から続く警察犬の話も今作でも あったり、長良川ロケ回は大追跡アクションやらで、話の流れもてんこ盛り。 そして最終回で本城の敵を演じるのは、牧篇の第1話「その時、狼がめざめた」 で悪玉を演じた佐藤仁哉さん。これまた憎らしさたっぷりの悪を演じていた。
個人的に、このクールで好きなエピソードは「逃げていく女」と、大出俊さんが ゲストの回。題名忘れた。 逃げていく〜片やトレンディドラマふうの展開の流れ なんだが、藤村と、その惚れた女の葛藤がちゃんと描かれていた。中身はある! そこをドロドロに描かないで、すらっーと描くとこが日テレの刑事ドラマらしさです。 大出さんの回で、本城の感情論も少しウルウルさせられた。
何せ20年前のドラマ(フィルム撮影も相まって)だが、未だに根強いファンを 持つ刑事貴族シリーズ…太陽にほえろ! 大都会 あぶない刑事ときて昭和魂が混在 する刑事ドラマの集大成ともとれる。
特典映像は、東宝テレビの昔のスタッフさんの証言もあってほしいです。
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