江口氏諸作品では、ここ10年で一番好き。 これと画集『ワークス』が最近だとよく出来ています。
簡単な装丁なので、期待もしなかった。 ところが、中を見てびっくり、カラーページも多く内容も濃い! 面白かったです。 とくにエッセイマンガと「ドギワ荘」が好きです。
『キャラ者』とかから、氏の作品から離れつつあったのですが…、 信じててよかった。 衰えていないです。 自分のような古いファンも納得です。
基本的に単行本の再発行に加え、まだ読んだことが無い話もあって買い揃えました。 改めて全て読み返してみて、ラブコメだったことを再認識した感があります。 結局のところ消化不良な部分は解消されてませんけど、面白さと恋の切なさは今も同じ変わらず新鮮でした。
作者の「これで終わり」的なコメントが実は一番残念だったわけですが、新しいひばりくんに会えただけで満足でした。 買うか悩んでいる人には参考にならないかもしれませんが、自分は買って良かったです。
新緑の中でブランコを漕ぐ1960年代の華やかで無邪気な女の娘…。 そんな古き良き時代を想わせるイラスト・ジャケットにはLP盤サイズがお似合いなのか、アナログ仕様のビニール盤プレスでの再登場です。 AMラジオの向こうでレコード針がトレースするようなMCに始まり、色鮮やかなドロップ・キャンディーのような、甘くポップなキラキラ・サウンドが次から次へと飛び出してきて、パノラマカラーの星空ジェットの世界が小さな部屋いっぱいに広がってきます。 中身の方はジャケット以上にカラフルで、フィル・スペクター魔法のような音楽を下地にしながら、大瀧さんが松本さんのリトル・ヘルプで完成させた夏向きナイアガラ系ナンバーや、初期のピチカートが聴かせてくれた渋谷系のファッショナブルなサウンドを彷彿とさせる作品で満たされています。 ちょっぴりセンチメンタルで懐かしい「東京の空から」で感傷に浸っていると、その後には、「モーターサイクル・ボーイ」の輝く未来へと疾走していく心地よい幸福感で包み込んでくれます。 どんな時でもハッピー・エンドを届けてくれる、そんな、ジェリービーンズにようなアナログ・レコードです。
老人介護問題+メカという前代未聞のテーマをくっつけた無茶苦茶なアニメではあるが、内容はとっても面白いし、考えさせられるものもある。 介護ロボがまるで生命を持ってるかのように動き回り、色んなものを取り込み、そして破壊、破壊、破壊。 もう破壊描写は大友作品の十八番ですね。 そして現代の介護へのメッセージ。機械で老人介護をするのは確かに便利かもしれないが、真心のない介護は本当に介護と言えるのか?それで老人は満足できるのか?と製作者のメッセージが伝わってくる作品でもあった。
個人的にスタッフロールに流れるエンディング曲がこの作品の世界観とマッチしていて好き。
とにかく、うっとりします。 どれほどまでに、こだわりをもって、イラストが描かれていることか! まさにアート。この内容なら安い!
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