i-mobile
風の谷のチャオプラヤおんくんの気になる動画リスト

ここを友達に教える
おすすめベスト10!
1.モンクレール
2.奇妙な出来事
3.服部まゆみ
4.ギガンティック・フォーミュラ
5.無料アプリ
6.高橋三千綱
7.The Ventures
8.都合のいい女
9.万城目学
10.美味しんぼ

i-mobile
ボーイ・ミーツ・ガール<デジタル・リマスター版> [DVD] 壁に描かれたパリの地図。地図に書き込まれていく自分史。…あの自分史にアレックス(≒カラックス)はいまでも書き込んでいるのだろうか。

私にとって、レオス・カラックス監督といえば本作の次の傑作『汚れた血』だ。 蒼いハイコントラストな美しい映像と、詩的な台詞、美しいパリの夜、破綻すれすれでやたらに未成熟なのに(だからこそ?)胸を突く物語。…本作とも共通する要素だとおもう。 
『あなたの映画、想像がつくわ』とは、本作の劇中のヒロインの台詞だが、この映画は確かに『汚れた血』の土台となっているのが感じられる。

本作の初見は80年代末。 その時は『汚れた血』と違って退屈な印象しか残らなかった…が、今回久しぶりに再見すると、その未成熟さに惹かれた…。若さの喜びよりも辛さとエゴが…寂しさが…迫ってくる。 それに、私自身が年を取ったことにより感じ方が変わったこともあるのかもしれない。(特に、15分にも及ぶキッチンでの二人の会話シーンが素晴らしい。昔は退屈に感じたのだけど)

『僕らはすでに退役軍人なんだ』
本作は痛みと痛みが出合う物語だ。遊びの要素がなく…余裕もなく…非常にストイックだ。そして、男女が出会う物語には違いないが、私には恋愛映画にみえない。痛みだけで構成されているように感じる。そこが生々しく感じられる。彼らにまとわりつく 死の匂い。観るべき青春映画に違いない。
だが、
若いということは苦しみなのだろうか…。カラックスが創作に向かう動機はどこからうまれるのだろう…。カラックスの映画を観ているとそんなことを思ってしまう。 自分の五臓六腑を切り開くようなことをして創っているように見える。幸せだったのだろうか…と。

『自己破壊から逃げるんだ』
劇中でアレックスがそう言う。はたして、逃げることは出来たのだろうか。
30年近くたった今、カラックスは本作を入れても長編は4本しか撮っていない。10年以上長編の新作が発表されていない。『恐るべき子供』は50歳を過ぎ今も未成熟なのだろうか。どんな自分史をつけているのだろう。 もう…カラックスの新作映画は想像がつかなくなってしまった。

…と、いったかんじで感想というか妄想を散々書きましたが(申し訳ない…)、本ソフトについてチョッとだけ書くと、本編の画質、音質は良好です。映像特典はドニ・ラヴァンのカメラテストが初々しくて好ましい。また、リハーサルや別テイク集はそれなりに興味深いものの音質画質共によいとは言えません。ついでに、ジャケットデザインは個人的には好みです。
未成熟な傑作『汚れた血』 に直接繋がる非常に興味深い一本だとおもいます。

シェーン [DVD] FRT-094 2度のアカデミー監督賞を受賞しているジョージ・スティーヴンス監督作品。

スティーヴァンス監督といえば、『陽のあたる場所』『ジャイアンツ』『アンネの日記』『偉大な生涯の物語』
など映画史に残る傑作を生み出している名匠。

それだけに本作は他の西部劇とは一線を画している。

LD版が発売された時に、VHS版では見えない場面が話題となったが、
本作こそデジタルレストア版にして欲しいNo1作品。

主役のアラン・ラッドは当時大根役者と言われたが、本作により一躍有名に!
その後、低迷により自殺に至る結末はあるが、彼曰く「アカデミー男優賞を受賞するかどうかは役者の力量ではなく監督の手腕によるものだ。」ということだ。

それだけに本作のスティーヴァンス監督は素晴らしい。
最後の数秒のシーンをどう観るかは、観客の主観に委ねられている。

シェーン [DVD] いわずと知れた一家に一枚の歴史的名画、 手持ちのビデオが古くなったのでリマスター盤でも買おうかと検索してもそんな商品が見当たらない、こんな名画がどうしたことかと検索を続けると版権でもめたことが原因らしいことがわかった、 アマゾン・コムで検索してもアメリカでも最近の正規盤が見当たらない、リマスター作業中と思いたいところだが、ドル箱作品それも最高の撮影が魅力の映画なんだからはやくファンが納得できる魅力ある商品を期待したい、 とりあえずこの廉価版でも魅力は十分わかるでしょう、

これは1953年の作品、 この年、アラン・ラッド40歳、ヴァン・ヘフリン43歳、そしてジーン・アーサーは53歳にして本作が最後の映画出演、 男の映画の印象が強い本作だが、男優達より一世代上のジーン・アーサーのたくましさのある美貌を強調した演出が本作の格調高さに大貢献しています、 シェーンに惹かれて始めている自分に気付いた直後、「ホールド・ミー」とヴァン・ヘフリンに抱きつくシーンは貞淑な女が自分のうちに眠る女の性(さが)に気付いた恐怖を沈める行為の最高の演出であり、本作がメロドラマとしても秀作であることを証明しています、

ジョーがライカー一家と対決に向かうと宣言した後、大人たちの緊張が少年ジョーイに伝染してしまい、ジョーイが「バーン・バーン・バーン」と銃を撃つ真似を止められなくなるのも見事な演出だとおもう、本作はジョーイだけでなくほかの子供たちの扱い、そして数匹の演技も素晴らしい、

シェーンが山の墓地に入って終わることには見る人それぞれの解釈があっていいとおもうが私はシェーンはジョーイがカンバックと叫ぶ頃には死んでいる説をとります、 そこで疑問なのがなぜラストシーンのような山中に墓地があるのかです、 劇中の葬儀シーンでわかるように普通は街はずれの高台に墓地を設営するのが街づくりの基本です(例えば「ポルターガイスト」の墓地も同じような場所です)、 クライマックスのガンファイトと別れは早朝です、 早朝からあの山中までさて夕方までかかるのか?と考えれば山中の墓地はすでにこの世ではないと考えてもいいのではないだろうか、

クライマックスのガンファイトでシェーンがジャック・パランスに向かって「ヤンキー」と罵ることからシェーンは南北戦争の元南軍兵士でありジャック・パランスは北軍だったことが暗示されています、二人の服装がグレイと濃紺というのも南北戦争の両軍の軍服を意識した選択であることも間違いないのです、そこで私はラストシーンで妄想してしまうわけだ、 山間の墓地とはゲティズバーグの激戦を象徴するセメタリーヒルを暗示しておりシェーンは南軍の仲間達が眠る場所へと旅立ったのだと、 

本作がフロンティアが消滅したと合衆国政府が認めた1890年を舞台にガンマンの時代の終わりを描いていることは間違いありません、 加えて元南軍兵士であるシェーンが元北軍兵士に一応の勝利を収めることで南部連合の遺恨を清算すると共に自らの生を全うさせたようにも見えます、だからシェーンは死に場所を求めてワイオミングまで流れて(ドリフター)きたと解釈したほうが詩的に楽しめるとおもう、

山中の墓地は過去に鉱山町があった名残りを単に表現したのかもしれないが、この物語がジョンソン群戦争(1892)を下敷きにしたものであり、劇中せりふにもあるとおりホームステッド法が成立したからこその牧場主と農家(ホームステッダー)間のトラブル頻発であり、ホームステッド法が成立したそもそもの原因が直接に南北戦争に行き着くのも否定しようがないという事実を考えるとあながち妄想でもないように思う(ホームステッド法は反対派の南部諸州が連邦を離脱した1862年に成立した法律)、 いずれ原作を読んでどの程度の書き込みがしているのか確かめたい、

本作の5年後のアラン・ラッド主演作に"The Proud Rebel"という題名からして南軍兵士の戦後を暗示した作品があるようで、物語も本作の後日談、つまりオリヴィア・デ・ハビランド演じる母子家庭に流れ者が居つくというまるで「遥かなる山の呼び声」のような内容らしく、ぜひ正規盤の発売を期待します、

☆人気サイトランキング☆


[ニュース|着メロ|SNS]
[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|辞書|交通]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]
メル友募集掲示板☆
ケータイランキング!