工画堂スタジオより発売中の「シンフォニック=レイン」、その収録曲を収めた珠玉のアルバム。それがこの「RAINBOW」です。作詞・作曲は全曲、岡崎律子さんがされました。 オープニング・エンディングテーマはオリジナルとは異なるフォーニVer(CV:笠原弘子さん)で収録されています。初めて聴いた感想は「どの曲もすごくいい曲だなぁ」の一言ですね。中でも、笠原さんの歌唱力はすごいなぁと思いました。歌詞も心に沁みこむとてもすばらしいものに仕上がっています。ゲームに収録されている曲には入っていないコーラス、ミュージックアクションパート収録のものとは少し違う感じなので少々アレンジがかかっているようです。 聴いていて思わず鳥肌が立った曲があります。2曲目の「I'm always close to you」なのですがその中に ごめんね お別れが突然で 今は ちょっとね 寂しいけど かなしみじゃないの という歌詞がありました。こう言ってはちょっとアレだと思うんですが、まるで亡くなられた岡崎さんがそのように語りかけている感じがして、思わず涙してしまいました。 岡崎さんのファンの方、シンフォニック=レインのファンの方、いろいろな方にお勧めします。
ゲームを始める前までは、よくある恋愛ものだろうなぁ、と軽く思っていました。 しかし、徐々に明らかになっていく人間の表裏、主人公が見ている幻覚、そして、恋人と三年間続けていた筈の手紙のやり取りの真実、そして数々の嘘。 ゲームを進めていくうちにそれらの事実がわかってきて、私はある意味かなりのショックを受けました。 しかしこのストーリーの完成度には本当に驚きました。まさに完璧といっても良いのでは無いでしょうか? 少し大げさかもしれませんが、プレイしたことの無い方は、一度プレイしてみては?
若い人から中、高年まで、誰もが一度は聞いた事の有る曲で「オ-ケストラはちょっと抵抗が・・・」と言う人や、小・中学生にもおすすめです! このCDで、あなたもオ-ケストラの魅力に触れてみましょう!!
工画堂スタジオの作品のキャラクターデザインで知られるしろさんの初の画集。 CDジャケ等のデザインも手がけているのでゲーム未プレイの人でも知っている人はいるかもしれません。 肝心の画集の中身ですが他の方もおっしゃっている通り、髪型以外でまったく顔の判別が付きません。 恐らくこの方はスキンヘッドの人物描写を求められたらそっくりさんしか描けないでしょう。 しかしこの方のイラストは見ていると非常に和まされるものがあり、 画力や造形などを突き詰めた類いの画集とは別の魅力を持った画集と言えます。 淡い色使いを基調とした服装や背景などから感じ取れる季節感、 優しいタッチによる肌の質感や笑顔から憂鬱といったとりどりの表情、 キャラクターのみならず様々な要素が絡んで和みを形成する結果に繋がっているように感じます。 高いとの意見がありますが2800円という価格は画集の値段としては至極平均的です。 偶にコスト度外視的な画集に巡り合うこともありますが、 大体の画集は安くする代わりに紙質やページをケチったり、サイズやモノクロカラー等で誤魔化しています。 本画集は上質な紙を使っているので低質な紙の同ページの画集と比べるとかなり厚みに差が出ます。 また巻末に向かうにつれてモノクロが増える画集が多いのに対して本画集は全ページフルカラーです。 見せ方も上手いと思いますけどね、存在感のあるイラストとそうでないイラストを上手く分けている感じで。 自分にとっては手放せない一冊ですが画集に対して何を求めるかでそれぞれ評価は変わってくると思います。
シナリオはさすがキュートロンといったところでしょうか。きれい過ぎずにある程度傷跡を残しつつも希望を残すようなシナリオの終わらせ方が秀逸です。攻略キャラクター一人ひとりにはそれぞれの個性が与えられ、主人公のトラウマを彼女なりの方法で救っていくため、一人のヒロインが終わったとしても次の攻略がとても楽しみになります。個人的には中原さんが演じるトルティニタが気に入っています。トルティニタの一途な思いをぜひとも読んでいただきたいです。
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