DVDも付いています。 DVDもとても良いです。 勿論CDも良いです。
諸部族が争わぬ統一モンゴルを志した初期チンギス・ハーン=テムジンを描いた作品。当時の文字記録文化の貧しさ手伝ってテムジン史には多くの未知や空白期が。ボドロフ監督は、その空白期を幽閉期と看做す露・歴史学者レフ・グミリョーフの説を採用、奴隷として売られ西夏(タングート)で監禁されるストーリー(日本では馴染み薄)を展開しました。ロシアはソルジェニーツィン(一九七〇年ノーベル文学賞受賞)を始め獄中苦役と渦中の哲学思索が後に偉人を生む文明が身近。テムジンや妻ボルテ、アンダと呼ばれる血の契りを交わすジャムカ(モンゴル語の発音はジャモホに近いです)ら主人公の性格・感情描写を軸にしながら、露詩人プーシキンの「人が思い描いたものは、歴史上の事実を越える」思想から、史実の解釈を視聴者に委ねます。前半四分の一から登場の浅野忠信扮するテムジンでは、父親イェスゲイの遺言胸にここぞの場面で天に祈り、また統一を前に雷を味方にジャムカの大軍を撃破した際に「隠れる所なく天に頼らざるを得なかった人生」を証したり、時に「俺は違うんだ」と述べながら、家族を保護し配下を戦利品で遇するなど当時モンゴルの慣習の限界を超える哲学と器を備えた指導者の側面を映していたのが印象的。妻ボルテの話しぶりと風貌は、今日の遊牧女性の知恵深さと単純さに通じますが、夫への一途な愛が、西夏のラマ僧の(テムジンの将来をしてチベット仏教を護って欲しいとの)想いと通じてテムジン救出の道を拓かせ(実際に後の西夏征伐で恩義から寺院を保護)、女性の操を差し出しながら生き抜いて奴隷の身の夫を現実に解放するなど、草原の女の純情と逞しさも充分に体現。谷深ければ山高しの如く、度重なる瀕死の境遇を経た後に初めて統一モンゴルの頂点を極めたテムジンであること、またそうした人生とそこで培われた彼の哲学にこそモンゴルのアイデンティティが宿るのであり、初期チンギスをしてモンゴルと題する映画が成立しうることを改めて実感しました。
料理にコクがでます。老夫婦の2人暮らし、食べることしか楽しみがないので、少しでも調味料もいろいろ工夫しています。 1ついいものみつけました。
一九九二年(十六年前)にNHKスペシャルで放映された「大モンゴル」五回シリーズ。西欧では中世史を終わらせ、ロシアはこれを支配下に置き、中国では中国史自体を途切れさす力を及ぼしながら、後のルネサンスや産業革命に繋がる東西の交流・交易を活発化させる役割を果たすなど、十三世紀に世界レベルで勃興したモンゴル帝国がユーラシアの広範囲かつダイナミックに遡及した影響の模様を映像で。当時モンゴルは、西はイタリアのベネチアと通商条約、ヨーロッパに「紙」を最初に伝えつつ、東は中国大都(今の北京)を交易都市として発展させた。一四九二年ヨーロッパから最初に米国大陸に辿りついたコロンブスは「大ハーンへの信書」を携えていた。モンゴル帝国を拓いたチンギスハーンについては契丹人で四十年間仕えた耶律阿海が証す。民族や出身を問わずに重要ポストに採用したチンギスの包容力ある人事政策の一面。第二代皇帝オゴデイの政策は「世界征服の道」を投影。ポーランドには、今日に至っても正午を知らせる合図やモンゴル軍との戦いに因む「ライコニック」祭として生活レベルで影響。獣の「巻狩り」は軍事戦略に適用され金王朝を破る。ウクライナのキエフとロシアのモスクワは、当時の対モンゴル関係の外交戦略如何でその地位の浮沈が決定したとも。中国領土を征服、陸上・海上交易を手中に収めた第五代フビライは“大いなる都「大都」”で象徴。「都建設」は中国人からの認知を獲得するための知恵でもあった。銀と塩を掌握、天津から海上に通ずる運河を建設して大都を築いた。しかし樺太、日本、ベトナム、インドネシア遠征が失敗してモンゴル帝国拡大に終止符。最終章「巨大大国の遺産」では、今日のモンゴルとともに西方にのこった悲運の「クリミア」を描く。各一時間番組で計五時間作品。
着脱可能な「闘」のショルダーアーマーが付いているのは 「わかってるなぁ」の一言です。 今はショルダーアーマーを外してミスターカーメンと並べています。
まぁ、個人的にはマッスルグランプリのように緑のパンツの方が好きなんですが、 欲を言えば、オマケで救世主のパーカーもつけて欲しかったかな?
そんなことよりもバファローマンも出して欲しい。
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