butterfish [DVD]
純粋に、中谷美紀のファンで中谷美紀の画像を狂おしいほど好きな人にはまあお薦め出来ます。これ自体が少し前のコンサートなので、青い頃の(妖しいなあ、その表現は)美しい中谷美紀が見られます。今の中谷美紀とは少し違います。 当然コンサートなので歌を歌っていますが、決して上手だとか、音楽的に優れていることはありません。下手ではありませんが、ちょっと違う感じです。
それでも、これを映像を含めた作品である、と見るならば、かつ中谷美紀の女優として以外の面を知りたいのならば、一見の価値はあります。
しにがみのバラッド。 (電撃文庫)
「しにがみのバラッド」というタイトルと、死についての本ということで
かなり暗めの話かな・・・と想像してましたしかし読んでみるとよい意味で見事に裏切られました
確かに話には暗いところもあるのですが
最後は前へと向かっていく希望を感じさせる明るく力強いものとなっていました
また短編集なのでふと読みたくなったときに少し読めるようなところも好きです
どの話も"生"と"死"について深く考えさせてくれ、
読み終わった後に心が少し温まるような優しいお話
最近心が寂しくなっている人はぜひハンカチを用意して読んでみてください
ABSOLUTE VALUE
とくに「女優中谷」が好きというわけではない私のような者でも、愛聴している名盤です。最近、聴きなおしていたらまた廃盤になりそうなので、ついレビューしてしまいました。
どうして、中谷にこんなに豪華で素晴らしいアルバムが当時提供されたのかは、部外者にはほんと謎なんですが、『ケイゾク』での大ブレイク前にも、素材のよさは定評があったのでしょうね。同世代としてよく聴いていた(耳にしていた)曲がたくさん入っています。売野の詩的で暗めの歌詞に劣らず、中谷美紀自作の歌詞もすばらしく、「鳥籠の宇宙」など、ため息が出るほど美しいです。少年少女の内面劇と美しさを描かせると、こうも売野の詩というのは輝くのですね。90年代後半の渋谷や青山あたりの若やいでいて影のさした風景がやけに想起されました。
坂本のメロディーラインと中谷の歌唱についてももう文句なしです。