ストリングスの乾いたイントロからすぐにギターレスのシンプルな編成でファンキィジャズ風の細かいカッティングが印象的なオルガンと、ピッチの高いスネアがカッコいいタイトなドラムになだれ込む。混沌としているようでオルガンとベースが呼応していたりして、意外とお互いに尊重しあう演奏のPrelude-Nightmare。Fanfare-Fire Poemは性急なブレイクビーツとオルガンの絡みがスリリング。そして火のついたリングをアタマに載せて歌うパフォーマンスが印象的なFire。
アルバムは確かにシアトリカルな雰囲気を持っていて、その後のこの人のキャリアの第一歩としては十分過ぎるくらい十分。そしてとても真面目に作られている印象。Pink Floydと共にUFO Clubに頻繁に出演していたらしい。その後のこの道を突き進むこの人の美学は見事。
TV番組「Beat Club」での映像中心のオムニバス。 なかなか見所多し。 Arthur Brownなんてこういうコンピレーションの中じゃないと見れません。 一番おもしろいのが「The Who」の「I'm Free」 なんと全編シルエットしか写っていない! しかも口パクだから、これじゃあ別人がWhoのふりして踊ってたってわかりません(笑) Keith Moonはもう少しきちんとドラムたたいているようなふりするように。 個人的にはByrdsの映像が一番見入ってしまった。 この時期特有のサイケ処理をほどこされた映像も散見されるが、がまんの範囲内。 値段考えればお手頃で音もDTSだしお買い得。 このClassicpicturesのコンピレーションはなかなかいいシリーズだと思う。
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