水、土、火、風の4種の妖精がそれぞれいます。 この作品では、マスターであるプレイヤーと そのサポートをする人工知能とで妖精を育成・管理します。 そして、その妖精を荒廃した惑星に派遣することで、 惑星の環境を改善していく、という流れのゲームです。 惑星を人の住める環境にするためには 惑星にある4つの属性それぞれを バランスよくあげていくことが必要。 水の妖精を派遣すれば水の属性が上がりますし 火の妖精を派遣すれば火の属性が上がります。 ただ、水の妖精は惑星の火の属性を下げ、 火の妖精は水の属性を下げるといった効果も持っているので 極端に下がりすぎないような戦略も必要になってきます。 派遣する妖精は、まだ属性を持たない幼生の段階から 宇宙船のなかで育成することになります。 妖精を置く環境に様々なオブジェ(主に植物)を配置します。 各オブジェにも属性が割り当てられており、 火の属性の強いものを多く配置すると、 幼生は火の妖精へと進化する、という仕組みです。 さらに妖精の属性が一定値を越えると高次の妖精へ進化。 高次の妖精であればあるほど、 惑星に派遣した時の効果も大きくなり、 ついでに面白いイベントが見られるようになります。 全体を通しての魅力は、妖精の進化。 姿の変遷です。 クリア時に、マスターと人工知能の ややストーリーっぽい展開もあるにはあるのですが、 とってつけたような感じなので重要ではありません。 まったりと妖精を育成し、 まったりと変化を楽しむというのがこの作品のやり方です。
PC98版が大好きだったので喜んで購入しましたが 内容の変化にびっくりしました。 PC98版が正当派育成シミュレーションなら こちらは世代交代アドベンチャーという感じです。 オリジナルではほぼ要らない子だった「精霊召喚」が重要な要素になり 属性値とパラメータを伸ばしては世代交代をくり返してバーチャクリスタルに潜り 世界の真理を探るお話です。
PC98版で好きだった要素 現在の世界にはたった一人の貴重なホムンクルスの娘 過去の誰かの記憶だった?バーチャクリスタルの幻 数々の切ないエンディング その辺がすべて総取っ替えされていて 切ないってレベルじゃありませんでした。 コレはコレでいい出来だとは思いますが 別の作品として出して欲しかった気もします。
たくさんの絵師さんが絵を描いていてプレイ前は統一感大丈夫かコレ?と 思っていましたが、プレイしてみると意外にもあまり違和感はありませんでした。 あとバーチャクリスタルの中で出会う他のホムンクルスとか 精霊のイベントは好きです。
自分としてはWin95版の追加イベントが入った状態で 音楽はPC98版のままの「メルクリウスプリティ」が もう一度プレイしたいです。 移植を熱烈に希望します。
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