みうらじゅん流民俗学と銘打ってあるように、アーティストの著者の目がすくいあげた「変なモノ」の数々です。
一章では神話や古い習俗の世界の生き残り(即身仏、天狗など)、二章では各地の伝統文化でいまとなっては不思議なもの(海女文化、銅像文化、鍾乳洞、交通標識、古い和人形)、三章は昔のおもちゃの世界(ゴムの蛇たち)など、時間の経過の中から、異物として浮上してきたモノのかずかずを、鋭くキャッチしています。 その時代では自然で日常だった習慣が、いま思うと何とも異様だったり、宗教的な対象だったものが突然アートとして見つめなおされたり。
どれも深く突っ込むというよりスポットライトを当てた、という切り口ですが、それがかえって読者を刺激し、あったあった、こんなもの、と自分史を揺り起こしてくれる感じです。掘り起こし、揺り動かし、時間というものに対する尽きせぬ興味を著者と共有させられました。
特に面白かったのは、「菊人形の美と恐怖」。幼児期の違和感、あれは「怖かった」んだなあ、と初めて納得しました。あれは確かにとても面妖なアートでした。 ここに集められたさまざまのネタ、いえタネから、それぞれ生き生きと民俗学が芽吹いてゆくのだろうという気がします。
最後の章の「地獄の民俗学」でとりあげられた「伊豆極楽苑」では、フォークロア的信仰がアトラクションのような形に再現されています。昔はこういう地獄めぐり体験が寺社とつかずはなれずの形でひとびとに死生観を与えていたのですね。著者も少ししんみりとした語り口になっています。
民俗学の原点の面白さの総ざらい本として、自分史の足もとを揺らす本として、豊かな体験をしました。
初めての利用で、ちょっと戸惑っていましたが…無事に商品も届きました。
さて、内容ですが…「全50話完全解説」というだけあって、読みごたえバッチリです! 1話ごとに解説がしてあり、その話ごとの映像が何枚か添えてあります♪
エウレカセブンファンなら、見ても損はしないとおもいます! 是非オススメします。
人生に迷いがあろうがなかろうが、読めば ですよね?と納得の本。 持ち歩くにはちょい固いですが やるせない気分になりそうな時は是非お供に。
読んだ後は読む前よりもなんとなく いろんなものを許せる気がします。
痛々しくもおかしい青春のダイジェストです。
高校卒業〜浪人〜童貞喪失〜三十路すぎと
みうらじゅんさんが歩んできた人生を、
氏自作の音楽とともに振り返る長大な作品。
山田五郎さんのツッコミもますます激化。
途中、大学時代の調子こいた頃の楽曲は、
正直聴くのがつらいですが、包み隠さない
青春がそこにあります。最終回は感動しました。
> 2012年9月7日の東京公演に加えて、全てネタが違っていた各地の模様と、 > DVD未収録、未放送で、2011年に行われた「ザ・スライドショー11」の模様も収録。
商品説明にこのように書いてあったので楽しみにしてましたが、 ふたを開けたら各地の模様は入っていませんでした。
オープニングとエンディングは曲の権利の関係でオリジナルのが使われていないため、 WOWOW放送分よりもちょっと差し引いた感じの本編になってしまいました。
スライドショー11はよかったのですが、本編が残念。 せめてコメンタリーがあったらよかったなあ・・・
|