ポプコンがどんな大会であったのか見れなかった世代です。 新居昭乃さんの「金色の目」が聞きたくてこのCDを買いましたが、期待以上にどの曲も完成度が高くポプコンがいかに凄い大会であったのか良くわかりました。
ライブ音源ということで、実は音質は期待していませんでした。 しかし、聞いてみてびっくり!ノイズが全くありません。 このCDは10大会分を収録してあるということですが、トラッキングの調整が絶妙で、 オムニバス盤にありがちな、再生時に曲によって音量を増減させる必要がありませんでした。 音にも奥行きがあって、スタジオ収録のものより良いくらいに仕上がっています。
しかし、どの出場者も本当に上手で、それでもその後デビューに至らなかった出場者も多いという事実が信じられません。 80年代はPOPSが成熟期を迎え、良い曲が書けて歌も上手い実力派の歌手がいっぱい生まれていたのに、活躍の場を見つけられずに歌を諦めてしまった人も多い時代だと感じます。
音の良さ・楽曲の素晴らしさで☆5つにしましたが、ブックレットがあっさりしすぎているのは不満です。 私たちポプコンを知らない世代も大会を偲べるように大会別にポスターやプログラム表などを載せてくれると良かったのに…と思いました。
SMAPのSHAKEやライオンハート等の作曲家としても知られるコモリタミノル氏のベストアルバム。最近は作曲家やプロデューサーとしての仕事が多いコモリタ氏ですが、これからも、良い作品を他のアーティストの提供するだけではなく、自身のアルバムも出してほしいですね!
フジ系列『FNS27時間テレビ2011』で、矢部浩之100kmマラソンの テーマソングとして随所で流れていた、『涙をこえて』(かぜ耕士:作詞/中村八大:作曲)。 この楽曲が世に出たのは1969年、シング・アウトのメジャーデビューシングルとしてだったが、 そのオリジナルが聴ける数少ないCDが、この『ポプコン・グループ・コレクション』だ。
『涙をこえて』は合唱曲としても有名なので、合唱団による歌唱はいくつかのCDに収録されているが、 やはりオリジナルを聴きたい!という方には、ポプコンの中でも「グループ」に焦点を当てた本オムニバスをお勧めしたい。 この他にも、オフコースの原点である『Graduate』(ジ・オフコース)など、貴重な音源も収録されている点も特筆ものだ。
因みに2003年にキングレコードから出た『ポプコン・スーパー・セレクション バンド・コンピレーション』(16曲)に、 『涙をこえて』と『コーヒーカップ』(エイプリル・ダンサー)の2曲が加えられているのが 2006年12月21日の本作である。もし中古で探している方は、ジャケットも似ているので、お間違えの無いように。
1.サルビアの花 / もとまろ 2.コーヒー一杯の幸福 / Belle 3.夕暮れ時はさびしそう / N.S.P 4.Graduate / ジ・オフコース 5.コーヒーカップ / エイプリル・ダンサー 6.わたり鳥 / 七福神 7.Sea〜うみ〜 / まりおん 8.孤独のメッセージ / キャデラックスリム 9.ギザギザハートの子守唄 / チェッカーズ 10.完全無欠のロックンローラー / アラジン 11.街が泣いてた / 伊丹哲也&Side By Side 12.フォリナー /小森田実&ALPHA 13.土曜の夜はパーティ / タイム 14.涙をこえて / シングアウト 15.夏の光の中で / 風コーラス団 16.あんたとあたい / 赤ずきん 17.顔 / コンセントピックス 18.…洋子 / 尾崎和行&コースタルシティ
|