なんでもないようで何かが起こっているような。実際ありえないような男女の四人の共同生活が、こんなにもさらっと、自然に読めてしまえる。なんでもない日常を書いているんですけど、それが不思議と心地よい☆
まさしく、書きあぐねている一人のモノカキとして、この本を読ませていただきました。これまでも、小説入門と銘打つ本をいくつか読ませていただきましたが、大体はストーリーの組み立て方、登場人物の作り方、風景の書き方など、書き方のハウツーを中心に書かれているものが多いです。でも、いくら書き方を学んだところで、それは『どこかで読んだ内容』『どこかで見た表現』であって、お手本ありきの習作にすぎない。結局出来上がったものも、創造性のない、どこか面白くないものになってしまいます。この本で、保坂さんは、そのようなハウツーの話は一切しません。代わりに、一人のプロの小説家として、それらの問題にどのように向き合い、力を振り絞って、独自の文章を紡ぎだしてきたかを赤裸々に語っています。そこには、独自性のあるモノを書きたいと思っている人なら必ずぶつかるような、悩み、ふがいなさ、苦労が存在し、彼がそれをどのように乗り越えたかが、読み進めるにつれて実感できます。モノを書きたいと思う人の、心の中のもやもやしたものに焦点を当て、彼なりの答えと考えを真正面から示す。悩めるモノカキにとって、そんな有り難い本はめったにありません。もちろん『書きあぐねている人』には、アマチュアからセミプロ、もうすぐ新人賞という人までスタンスは様々だと思いますので、誰にでも完璧な答にはなりえませんが、それでも本気でモノカキに興味があれば、読む価値は十分にあると思います。オススメです。(逆に、書くことに興味がなければ、保坂ファン以外にはあまり意味がない内容だと思われます)
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