最高です。今愛し合う男女がNYで擦違いの清算してる。どっちも未練ばかりなのに正直になれない。
大塚愛 好演なりきってる。相手の男も共演としては最高です。
下手な役者皆無です。ストーリーも演出も不自然さゼロです。最高です。
KINECTのソフトウェアの本としては判りやすい本だと思います。
ただ正直の映画です。
理由ですか?
やるべきだと判断したから実現したのです。
本作の主演は柄本明扮する飛田だ。というのは、本来の主演である渡辺大からの視点でストーリーが進まないからであり、途中までは戸惑ってしまった。まあ飛田と石坂浩二扮する小泉塾長の友情なしでは成しえなかった実話だからね。神山監督はこれを真摯に、かつあまり私情を入れないで撮っており、好感がもてる。1943年なのにのんびりしすぎている、という評もあるようだが、本土が決戦に組み込まれるのはまだ先のことであり、この雰囲気も実際に近かったのではないかと思う。選手役の俳優たちは、柄本祐を除いて全員が野球経験者であり、それも甲子園に出たメンバーもいる本格的な布陣だ。これだけで「ルーキーズ」は超えている(笑)。それから柄本・石坂に加えて富司純子、藤田まことが脇を固めているのも大きい。現在の早稲田周辺では当然ロケなど出来ず、メイキングを観ると撮影は上田市で行われたようだ。戸塚球場はまるでセットかと思うくらいに「昭和18年の野球場」の風情であり、これも映画の成功に大きく関与しているのでは。早慶戦が行われたのは10月16日で、学徒出陣式が行われたのは21日。作りようによってはもっとドラマティックに出来たのかもしれないが、大東亜戦争そのものへの言及が少なかったのも本作の特徴だ。ただし、最後に特攻の記録映像場面が映し出されるが、何も学徒出陣は揃って海軍に入隊した訳じゃない。これだけは誤解を与える描写だったと思う。靖国神社の空撮みたいなもので終わるなら別だったが。特典ディスクもテンコ盛りだが、磯山さやかがナレーションを務めた30分弱のドキュメンタリーは必見である。星は4つです。
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