「おなかにポケットがない」お母さんカンガルーの「ケイティ」は、「フレディ」坊やをどこへも連れていけなくて、悲しい。ポケットのない、ワニやサルの運び方もまねできない。でもケイティはあきらめず、ついに……。 ケイティはおかあさんなのに、坊やの前でもどこでも、涙を流して泣いて、全然毅然としてないけれど、その姿は本当に涙を誘います。でも、なりふりかまわず、坊やと二匹、楽しく暮らす方法を探しだし、あきらめなければ、必ず道は開ける!ということを、教えてくれるのです。そのうえ、ケイティは「せかいいち たくさんポケットのある おかあさんカンガルー」になるのですから。バンザイ! でも、おかあさんは、ポケットがあるからではなく、子を思う心があるからお母さんなんだ! ケイティの一生懸命な姿、ポケットをくれた人の善意……。そういうことが、じーんと胸にしみてくる感動作です。
話のはじめのほうは、 なんとなく、状況設定の説明っぽさに、 少々うんざりもしたが、 キャラクターが確定してからは、 どんどん面白くなって、 最後にはすっかりはまりこんでしまった。
ちょっと大人のラブストーリーだが、 特典映像にある、本来の結末と、 公開された結末が全く違うのが、 とても面白い。
当初の結末に、 おおいなる不満をいただいた監督が、 脚本をすっかり変更して書き直したのだ。 当初版をみながら、キャストとともに、 それをあげつらうこの特典映像は、 ほかの作品ではなかなか見られないものだ。
個人的には、 エミー・ロッサムの歌も聴きたかった。
アメリカTVのその年の代表作を決めるエミー賞。そのエミー賞の受賞作品の全てをその年の評論と共に記録したすばらしい資料。特にノミネート作品も全て表記されているのがうれしい。
素晴らしい。 今までで一番の秀作。 買いです。 夏那ちゃんファンにはたまりませんよ
当初、映画は映画館で見ました。映画の冒頭、モノクロームの朽ち果てたオペラ座が、パイプオルガンの調べにのせて、美しく色彩を帯びた繁栄時の華やかな劇場に変わっていく様子は、映画ならではの醍醐味です。 このシーンだけは、舞台では作り出せないと思います。 クリスティーヌ役のE・ロッサムの清楚で清らかな美しさと、繊細な歌声もいいのですが、ファントム役のG・バトラーのセクシーさに心奪われました。 バトラーの歌声は、公開当時から賛否両論あったようですが、ロックがかった歌唱法と声は、危険な香りがして、官能的で私は好きです。
ミュージカルナンバーのどの曲も、名曲揃いで素晴らしいし、映像も美しいと思います。 チャプターで、好きな曲を何度も繰り返し聞けるので、映画全体を見る楽しみとの両方が堪能できる作品です。 特典映像がすごく充実しているので、★5個にしました。 本作は、傑作ミュージカルの映画化で、当初はA・ロイド・ウェーバーが初演舞台の主役S・ブライトマンによる映画化を切望していましたが、映画製作会社と話がおりあわず、長年の願いがかなって製作された作品です。
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