何度クリアしたか分からないくらいはまったゲーム。 未プレイの人に分かりやすく例えるなら、 イース1や2と似たゲームシステム。 ちゃんと敵を斬ったり、魔法を撃つなどの動作は有るので、 イースよりアクション性は高い。 目的は生き物の魂を開放していく事。 ここで注目して欲しいのは物語と会話と音楽にある。 ゲームの世界はエリアごとに違う種族が生活しているのだが、 敵を倒し魂を開放するたびに町も開放されていく。 そして町の人々も増え、会話する人間も増える。 開放された町に行って人々と話すセリフも、 心があったまったり、考えさせる内容が多い。 特に一年で一生を終える種族の話は良かった。 また、主人公とヒロインの関係も、エンディングで考えさせられた。 音楽はタケカワユキヒデ氏が担当しているので、独特な感じが世界を盛り上げる。 ストーリーと音楽と、ビジュアルが良くまとまった、隠れた名作だと思う。
『かつて神と悪魔の戦いがあった...』
初期に発売されたアクトレイザーの続編であり、完結作です 神と復活したサタンとの沈黙への戦いが始まります
今作は翼を得て空から地上への強襲攻撃や軽二段ジャンプでタイミングを掴んだりと 空中戦が得意になり、歩みは遅くなりましたが地上では敵の弾を防げる盾が使えます また、初めから六種の回数制の魔法を扱え苦手な場所の突破に役立てます この二つの使い方がゲームの鍵となります 素早く回避にも優れ避けた後にそこから一瞬の内に畳み掛ける攻撃を持つ空中戦がポイント、地上戦は空中戦と絡めて攻撃と敵の攻撃を回避するための行動の基点となります 場を見極めての一瞬のキレ味がいい作品
...前作がある程度の事ですが、 最初のステージに代表される?トントンと飛んで行くようなジャンプ、素早い歩行と多少の力押しで攻略できる事も要因の一つとも思うのですが シミュレーションモードをなくなってしまっただけで 酷評されてしまった不憫な作品ですね もともとは海外用に作られたため、ある程度は難易度が高いようなのでおやりになられるのならお覚悟を (海外の評価も同じようなもののようですけどね...一般的な難易度を下の中として、難易度は中の下または中)
たしかに新しくなったシミュレーションモードが存在しても面白かったのでしょうが それをものとする事無い奥の深いアクションがあります、操作ができなくても少しだけ多い攻撃手段の使いどころを考え、自らの手首へと変えていく進んでいく この感覚アクションゲームの本質です
ただし、イージーモードは前作がクリアできるのならば 難しいものという事でもありません パスワードでクリアエリアは継続できますし 上手な使いどころを覚える事が重要です、飽くまでもイージーは練習ですがノーマルの攻略に役立ちます
悪いところは気にかかるのは難易度を緩めている部分があるんです、ハードモードはもう少し徹底しても良かったと思います 特に、遅くなってもエネミーを出現させるべき場で出さなかった事は問題でしょうね、制限時間も無意味です
まずは操作法に慣れる事です、特に二段ジャンプを 自分がボタンを押すと言うことをしっかりと認識する アクションゲームの基本ですが..一休み以外ではコントロールキーからは親指を離さない事です
BGMは上品な曲でして、クラシックに近いものですね 静寂も音である事を認識させてくれます その場にある空気を感じるそんな曲が多いのですが 二つのステージでそれぞれの空気を噛み合わせてあるのはお見事?(特にステージ6の地下牢獄と金の城) グラフィックの書き込みはトップクラスでしょう 背景に物語があり海に沈んだ都市の中で神に救いを求める人々等 一つ一つそこに何かがあり、少しの世界を感じさせてくれます 天使が解説してくれるわけですが、そういう部分も含めてでしょうね ゲーム的な美として良く描かれてます 最後は深くも長くも無いTVゲーム史ですが、『光るもの』と言ってもよろしいのではないのでしょうか?
小学生のころ、周囲はみんなスーファミ本体と同時にマリオを買っていたんですが、ぼくだけが売り切れでマリオを買えませんでした。そこで店員さんに「これならあるよ」と薦められるままに買ったのがこのゲーム。
クラスで一人だけマリオの話についていけないのは寂しかったですが、有野さんの番組の影響か(笑)今になってちょっぴり再評価されてて嬉しい。
何年かぶりに遊んでみたけど、硬派で面白くて難易度絶妙で音楽もゴージャスで…。
「こんな良質なソフトが本体発売と同時期に出てたなんて」
と、開発スタッフの優秀さに今ごろ気付きました。どこのステージに挑戦するかをある程度自由に選べるのも好き。
『ソウルブレイダー』 『ガイア幻想紀』 『天地創造』など、 世界創生(もしくは再生)ものを扱ったソフトメーカー・クインテットのデビュー作であり、 スーパーファミコン黎明期の作品でありながら、音楽においては至高の名作ともいえる 『アクトレイザー』 のサウンドトラックです。
『OPENING』 『天空城』 『降臨』 『FILMOA』 『魔獣現る』 『人々の誕生』 『捧げ物』 『BLOOD POOL〜CASANDORA』 『PYRAMID〜MARANA』 『AITOS〜TEMPLE』 『強敵』 『NORTH WALL』 『世界樹』 『SATAN』 『静寂』 『平和な世界』 『ENDING』 等の18曲が収録されています。
週刊ファミ通上で植松伸夫氏が宣ったところの、当時 『FINAL FANTASY IV』を開発中だった SQUAREのチームを驚愕せしめたとの逸話があるほどレベルが高く、 古代と呼ばれる時代より遥かに古い、淵源の時代の美しい光景、地に蠢く蟻の如き人々の黽勉たる営為、 人と神の距離がまだ近かった頃の純朴かつ誠実な信仰、未開の冥い森の奥に蠢く魔の恐怖、 神と魔の苛烈な聖戦…等々を想起させる、ゲームミュージックを超えた珠玉の名曲揃いです。
個人的にはこの曲を更に発展させた 『交響組曲アクトレイザー』の方が好みですが、 こちらはゲームミュージックそのままの、変にいじらない輪郭のクッキリした曲が収録されているため、 交響組曲とはまた別の趣があり、また本ゲームをプレイしていた方は、 曲を聴きつつ当時の懐かしい追想に浸る事ができるのではないでしょうか。
『イース』 『ソーサリアン』 『ロマンシア』 『シェンムー』 『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』 『カルドセプト』 『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE』 等々、数々のゲームミュージックを手がけてきた、古代祐三氏の作品の中でも、 個人的に随一の出来に挙げたい『アクトレイザー』を、和田薫氏がオーケストラアレンジしたものです。 既に発売されている、『アクトレイザー』オリジナルサウンドトラックと基本的に同曲で、 『Opening〜天空城〜BLOOD POOL〜CASANDORA』 『Intermezzo』 『FILMOA』 『IntermezzoII』 『AITOS〜TEMPLE〜降臨〜世界樹』 『IntermezzoIII』 『PYRAMID〜MARANA〜静寂〜NORTH WALL』 『人々の誕生〜捧げ物』 『魔獣現る〜強敵〜SATAN』 『平和な世界〜ENDING』 の10曲が収録されています。
名曲揃いなのは言うまでもありませんが、深き荊の森の戦いを描いた『フィルモア』は 攻撃的・尖鋭的だった曲調ががらりと一変し、緩急のメリハリがついた、古代の森林の美しさを描いたものとなっていたり、 『人々の誕生』をアレンジした『インテルメッツォII』は、古代ギリシアの伶人が竪琴を奏でるような哀切さを有していたりと、 別種の興趣がある美しい曲に生まれ変わり、原曲と比較して楽しむ事ができます。
中でも最高の出来は『人々の誕生〜捧げ物』で、総てが薄明であった開闢の時代、 自然の脅威の中細々と、だが力強い生活を営む人々の暮らしぶり、繁栄、生と死、世代の交代、神への祈り、 夜の訪れ…などを想起させる、深みと崇高さを持った必聴の価値ありの名曲になっています。
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