木原音瀬原作 事故で記憶喪失になった透となぜかその面倒をみてくれる男、藤島。 [COLD SLEEP] [COLD LIGHT] [COLD FEVER] 各2枚組、全6枚!この[COLD FEVER]が最終盤になります。 さすがに聴きごたえありました! 原作にほぼ忠実で、大満足です。原作の新装版に収録してあった短編も 収録してあります。
ネタバレになってしまうのであまり内容は言えませんが、 この3部作、順番を間違えずに[COLD SLEEP]から[COLD FEVER]まで一気にお聞き することをお勧めします(^^)v 透役の羽多野さんはすっごく難しい役だったと思いますが 原作を裏切ることをなく、すばらしかったです(*^_^*)
ちなみに、エロさを求めているかたにはイマイチかもしれませんが 内容がしっかりしているシリアスなお話です。 BLという枠に捕らわれず聴いてほしいとおもいます!
う~んなんとも豪華なアルバムです。 実は私はリミックスされる前の元の曲を知りません。 Bobby CaldwellとかFlora Purimとかかなり有名なのでしょうけれど。
でも、私のようにリミキサーのうち誰かが好きだからとか、 そういう感じで買ってもきっと満足できるアルバムだと思います。どの曲もクオリティが高いです。
リミキサー陣の中で個人的に注目の方々をご紹介。 ドイツCompostからアルバムをリリースした夫婦ユニットEddy Meets Yannah、 世界で最も偉大なDJのうちの一人Danny Krivit、 爽やかなパーカッション使いが定評のある人気上昇中Rasmus Faber、 日本からはキャリアも長く今も日本のクラブ界を牽引する福富幸宏氏、 そして数々の企画盤を成功におさめてきた箭内健一ことSoul Source、 これまたビッグなDJであるJoey Negro、 フランスオシャレハウスといえばこの人Dimitri From Paris、 UFOなどを経て日本のフューチャージャズを引っ張ってきた松浦俊夫氏、などなど。 とにかく豪華です。そしてオシャレです。
チューインガム・ウィークエンド、ぶっ壊れた3rdシングル。 当時、ライブではすでにおなじみだった3曲だが、CDをきいたとき、1、2曲目に爆笑した記憶がある。特に2曲目。 「コールドフィーバー」はライブで大好きだった曲。きもちが走ってしょうがない。(迷走?)ただ、このCDでは“あなたを揺さぶりたい”とうたっていて、CDリリース前後はライブでもそのようにうたっていたけれど、それより前と、それから後は“世界を揺さぶりたい”とうたっていて、“あなた”よりも“世界”の方がスケールの大きさが感じられ、好きだった。 ちなみに詞に出てくるフラニーはジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」の登場人物。バーディは映画「バーディ」の主人公。 余談だが、「ホテル・ニューハンプシャー」の映画では、かわいいナスターシャ・キンスキーが自分は醜いからと熊の剥製?を被っていたが、じゃあ、私は一体、何を被って暮らしてけばいいんだと思ったことがあった。 「サンシャイン」もライブで楽しかった曲。CDでのこの出来上がりは“うららかな午後の陽に/はしゃぎだすサルみたいに”最高だと思う。壊れてるなぁ…(笑)。 そして名曲「ロマンス」。 “怖がらないで おいで/君が見るのは 夢じゃないから” ぎりぎりの切なさと、いろんな感情、想いが昇華されてく曲。祈りのような曲。終盤に向けて、ほんとうに私も“終ることができる”と思えてしまう曲。 但し、“杖をつく”前にハシくん、戻ってきてほしいと思ってます…。
目覚めれば記憶喪失になっていた透。自称「友人」の藤島だけが頼りで同居を始めるが、友人にしてはよそよそしい。けれど藤島は真摯に尽くしてくれる……。
と、始まったこのシリーズ完結編。記憶喪失モノと言うと、好きだった気持ちや関係を「忘れられて」しまう悲哀や切なさがメインだと思いますが、木原作品、それに加えてネグレクト・児童虐待・近親相○・不倫・DV……痛いのオンパレードでした。やはりと言うかさすがと言うか。
藤島への憎悪を一旦忘れてしまった透が、まっさらな気持ちで藤島と優しい関係を構築し、過去の経緯を聞いた上でちゃんと恋人に……なったかと思いきや、6年経って「憎悪」の記憶を取り戻したと同時に「愛情」の記憶を失くしちゃう。二重の悲劇。
藤島のやり方も、透の暴力も誉められたモノじゃない。けど、そこにはなりふり構わない、ただ相手を乞い求める孤独や愛情があり……痛いけどハピエンです。旧版には無い書き下ろしで、その後の二人の淡々とした幸せな生活が読めます。三冊一気読み、おすすめ!
ごく普通の日本人サラリーマンが、アイスランドの地で亡くなった両親を供養するためアイルランドへいくというシンプルなストーリー
道中で出会う葬式収集家や、アメリカ人の若い夫婦、極北のカウボーイ。 真冬のアイスランドの美しい景色、雪のインスタレーションのなかで さまざまなトラブルに見舞われながら、両親の死んだ場所へ向かう。
これはアイスランドとアメリカの合作で、日本人を主役にしたのは監督がアイスランドで起きた日本人学者の死亡事故がきっかけだったそう。日本人の慰霊儀式を見て、精霊を信じるアイスランド人の精神に共通するなにかを感じたのでは、と主演の永瀬さんがインタビューに答えている。
寒い地上と温泉で温かい地下という特徴を持つアイスランドという国と、 吹雪の中両親の死んだ場所へと向かう主人公の様子が 「コールド・フィーバー」という響きにしっくりくる
一人の日本人とアイスランドの神秘的な文化と感性が交わるとても素敵な作品でした。ジム・ジャームッシュとかかもめ食堂とかがお好きな方はぜひ!
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