基本的に、この頃のTV用に使用される主題歌は別録音なので、 レコードサイズの曲に聞きなれているとなかなか新鮮でいいです。
「ジャングル黒べえ」は大杉久美子さんと肝付兼太さんのはっちゃけ具合が少し違いますし、 「行け!バンババン」は後奏が違います。ただ、「白いテニスコートで」は「燃え上がる恋も〜♪」の部分がレコードサイズと同じメロディーでした。 TVバージョンを期待していたので、そこだけが残念でした。こちらのレコードバージョンも放送で使われたのでしょうか?謎です…。
「ジャングル黒べえ」の前奏の音が多少つぶれてること以外は、聞きづらいところも特になく、TVサイズの演奏を堪能できました。 「ルパン三世'79」から4曲がSE付きステレオで、それ以外はモノラルです。録音形態の時代の移り変わりもわかりますね。
私は、荒野の少年イサムの方を読んでから映画「レッドサン」を見たので発想について異論が出ると思いますが、レッドサンのその後の世界を描いているような気がしています。当然、両者に明確なつながりはないので、私の勝手な思いこみですけど。 イサムやビッグストンを巡る問題は、今なおアメリカ合衆国自身が直面している問題であるとあらためて考えさせてくれます。 また、テレビ放映でもしてくれればいいのですがね。
「おのれ、ちょこざいな小僧め!名を名乗れー!」
「赤胴!鈴之助だ!!」
ついについに!われらの英雄、「剣をとっては日本一に」と謳われた少年剣士「赤胴鈴之助」が長い長い剣客修行の旅から帰って来る!!
昭和30年代に初めて一般に認知された漫画作品、「赤胴鈴之助」はラジオドラマ、TVドラマ、そして映画シリーズと、メディアミックスの原点ともいうべき展開をみせた、そしてその10数年後についにTVアニメ化を果たす。
放送当時すでに漫画は月間誌時代から週刊誌時代に移行しており、テンポの違う月間誌時代の代表作をTVにするにあたって、一連の初期藤子アニメ「パーマン」「怪物くん」をはじめ、「巨人の星」「ルパン三世」「天才バカボン」「ド根性ガエル」等々、原作漫画をアニメーションならではの演出で生まれ変わらせることの出来る実力派、「東京ムービー」(現トムスエンターティメント)のスタッフがそのもてる力を振り絞った傑作TVまんが、それを余すことなく収録するのが本商品「赤胴鈴之助 DVD−BOX」なのだ!
当時を知る者、それ以前の30年代リアルタイムで鈴之助を知る者、なにより現代の子供たちそしてアニメを愛する者たち、 すべての世代にお勧めしたい。
私はアニメが先だったので、原作漫画とのギャップに軽くショックを受けました。 アニメは差し障りのない表現になってしまっているので、アニメ→原作だと原作漫画の イサムの人間臭さに馴染むのに多少の時間が必要かも。原作漫画の方が、話の奥が深く、 イサムも外見が成長していて、ウインゲート一家やビッグストーン、モリソン牧場の 人々とのとの関係などもアニメとは違うので、アニメから入った人は、別の話と思って 読んだほうがいいかも知れません。原作を知っている人には懐かしさも含め最高ですよ、 きっと。
私がこのCDを買ったのは『ブロッカー軍団マシンブラスター』の主題歌一曲が聞きたかったからです。 放送時間変更か何かが切欠で最終回までみなかった作品ですが、主題歌のサビの部分が演歌調で印象に残っていました。
それから30うん年経ってマシンブラスターの主題歌とはカラオケで再会しました。 あまりの嬉しさにカラオケへ行く度に歌っていたのですが、いかんせんサビしか憶えていなかった為デタラメに歌っていました。
このままではいけない… そう思ったものの探し始めた当初に見つかったのは、例の『日本アニメーション主題歌大全集(でしたっけ)』だけだったので二の足を踏んでいました。
それから暫くして見つかったのが『この1枚』でした。 長年探していたマシンブラスターの主題歌とエンディングの両方が入っていただけでも素晴らしい事ですが、一曲目の『アニメ版月光仮面』には脳天を撃ち抜かれたかの衝撃を受けました。 ハッキリ言って初っ端からアドレナリン出まくりです。
その他にもグロイザーXのOP/EDやビッケのOP/ED+挿入歌など、それだけでもゲットしたくなる曲が収録されており(私には)お買い得感有りありです。
まあ、他のレビュアーさんも書いている通り、蛇足的な曲も無いとは言いませんが、私に取って大当たりの曲が多数収録されている珠玉の一枚です。
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