小学生のころに耳に入った名曲「Relax」が聴きたくてGet。 しかし、当時知れ得ない知識がえられるとは。
メンバーの一部がゲイのカミング・アウトしていて、詩の内容がゲイに関する表現だということ。意外だ。
そしてプロデューサーのトレバー・ホーン。 バグルス、イエスを経た男らしい。そこだとピンとこないが、誰でも知ってる偉大な発明をした事を知った。 ”オーケストラル・ヒット”である。いわゆる「ジャン」という音。 マイケル・ジャクソンの「Bad」のイントロ一発目の音、そして織田哲朗、T-BOLAN等のブーム絶頂の頃のビーイング系アーティストや、つんく等が多用したあの「ジャン」である。イエスのアルバムで初披露したらしい。 このアルバムでは「Two Tribes」でジャンが活躍してます。さすがにセンスいいです。
ついでにですが、日本のPOPで使われる「ジャン」は鼻について大嫌いです。使い方が安いんですよね。
話は逸れましたが、このアルバムはニューウェーヴ作品としての価値も高いが、構成がコンセプト・アルバム風でおもちゃ箱をひっくり返したような彩りだ秀逸。2012年現在に聴いても古くさくないのは見事だとおもう。
'80sファンには待望のFGTHのPV集が、20年以上の歳月を経てようやく発売。 今まで企画モノPV集でしか見れなかったが、漸くバンドの作品として発売されたことに感謝。
まずは#Relax。3バージョンもあったとは知りませんでした。 昔、Sony Music TVで見ていたLaser versionのイメージが強く、オリジナルバージョンのゲイカオス風は結構衝撃的でした。
#Two tribesも強烈に記憶に残っているPV。ブレジネフ(?)とレーガンの乱闘。 確か当時BBCで放送禁止になっていたような記憶があるのですが。 この2曲は今聞いてもその煽動的なアレンジが新鮮ですね。特にベースラインが。 そこにHollyのあの声とアクションが乗っかるともう陶酔のFGTHワールドへと。
後半のニューremixは今風の単調なビートでFGTHの迫力というか凄みが消えてしまっているのでいらないか。 #Warや#Born to runのPVは無かったっけ?
いやー、「これは日本側のスタッフがすごく頑張らはったなあ、偉いわ!」と素直に感動した。何よりも個人的にすごく思い入れのある"Watching The Wildlife"の(movement 2)が世界初CD化!!!、というだけで軽く星5つなのだが、それ以外の選曲もよくぞここまで、という凝りようで。以下簡単に概要をば。
もともとこの盤の海外版は1枚組で、"Relax"のプロモ限定だった(the Last Seven Inches/別名Warp mix)や、2種類リリースされた"Two Tribes"の7インチのレアな方のバージョン(we don't want to die)などを中心に編集されたもの。それに伴って"Warriors..."のAttack Mixの短い版や"Watching The Wildlife"の未発表バージョン(とは言え、自分の耳には(Hotter)を短く編集したもののように聞こえるのだが…)などを新規に発掘した割とレアなバージョン集という位置づけだった。で、それの日本盤が限定二枚組になってしかもDisc 1の収録曲も大幅に差し替えが行われて…という驚きの展開に。既に海外のFGTHのファンサイト等では「日本人ウラヤマシス…」みたいな感じでかなり話題になっているようで。
まず、1枚目の収録曲からして"The Power Of Love"が (extended, singlette version/『Sex Mix』収録)に、"War!"が(coming out of hiding/『The Art Of The 12 Inch Volume 2』収録)に差し替え、"Two Tribes (annihilation)"は(hibakush-ah!/『The Art Of The 12 Inch』収録)に、"Relax (New York Mix)"は(man has a sense for the discovery of beauty, Part I/『The Art Of The 12 Inch Volume 2』収録)に…といった感じで。版権がSalvoに移ってから雨後の筍のようにリリースされた各種ZTT関連の企画盤のFGTH絡みの音源のおいしいとこ取りが出来る仕様になっている。これで『Liverpool』の海外盤2枚組に収録の"Wildlife Cassetted"が入ってたら言う事なしだったのに…というのは贅沢な悩みだろうかw
それ以外にも何故か『Sex Mix』ではモノラルで収録されていた"Welcome To The Pleasure Dome"のカセットシングルからの音源がちゃんとステレオで収録されていたり、ダウンロード限定だった"Every Kinda People"のCD化であったりと、とりあえずFGTHファンならこれと『リターン・トゥ・ザ・プレジャー・ドーム』を持ってればあとは何とかなる、という位のマストアイテム。
あとは"Watching The Wildlife"のオリジナル7インチ("Animal Lust")さえアナログ起こしじゃない、ちゃんとした音質でCD化されれば思い残すことはない、という位の充実ぶりです。はい。
80年代にトレヴァー・ホーンのプロデュースでデビューしたFrankie goes to hollywoodのクリップ集。 結果的に一発屋になってしまったけど、今でも彼らの大ヒット曲「RELAX」は新鮮に聞こえる。 そんな「RELAX」のクリップ集もオリジナルとライヴバージョンが収められている。 個人的にはライヴバージョンの方が彼らの全盛期の姿が見れて良い。 その他にも「Two Tribs」などのクリップも満載!! 彼らのクリップ集は珍しく、今ではこれくらいでしか見ることが出来ません。80年代が懐かしい方、FGTHの大ファンの方必見です。
オリジナルアルバムではなかろうが、珠玉の作品ばかりです。ランダム再生で聞いてみたら、雰囲気がこれまた違ってイイ感じがしました。 特に「キル・ザ・ペイン」「ワッチング・ザ・ワイルド・ライフ」「ボーン・トゥ・ラン」がよかったかな。
|