掌の小説 (新潮文庫)
見開き一ページで終わってしまうお話にも、しっかりとした世界観が展開されています。まるで文庫本一冊の小説クラスに。どこでどうやったら、こんな短い中にストーリーを凝縮させられるんだ? という驚きに打たれました。また、視点が本当に繊細で、たとえば恋愛感情ひとつとっても、好きな相手の服に触れることでその相手を抱き締めたつもりになるとか、「あーわかる。けど普通、こういう風に言葉にはなかなかできないよね」というものがたくさん。生まれながらにして作家とはこのことだと思いました。
「雪国」の世界を理解できなくて「川端康成って、本当にいいの?」と思っていた私ですが、「掌の小説」を読んでやっと川端康成の本質をつかめたような気がします。
負けたくない ! 〈完全版〉DVD-SET2
負けたくない!完全版DVD−SET2もドラマを観て保存版として購入を決めてました。前半と同じ日に予約してやっと後半のDVDも手にすることができました。後半の方にも映像特典があり ユン・サンヒョンさんとチェ・ジウさんが楽しく演技してるシーンはほのぼのとさせるものがあり、息が合ってるなと感じました。こちらには ユン・サンヒョンさんとチェ・ジウさんのインタビューもありました。期待はしてましたが実際映像特典にインタビューの項目を見たときは嬉しかったです。負けたくないは後編の方が見ごたえありです。二人が素直になってまた、夫婦になったシーンは何回もみました。ちょっと 気になるシーンといえば 最後のほうでウンジェ(チェ・ジュウ)さんが夫のためにお祈りするところは シークレットガーデンに出たところかな?など、 自分なりに楽しく見てます。とても、気に入った作品ですので、保存版として購入できて大満足してます。
伊豆の踊り子、他 (英文版) ― The Izu Dancer (タトルクラシックス )
The narrator of the story is a nineteen-year-old student traveling alone through the Izu Peninsula. When he is climbing toward Amagi Pass, he meets a troupe of itinerant performers and gets attracted to the young dancer who plays the drum. He wonders if she will spend the night in his room, but when he happens to see her run out naked into the sun at the outdoor public bath, he realizes that she is a mere child -- too young for lovemaking. Feeling as though a layer of dust has been cleared from his head, he happily accompanies the troupe to Shimoda, where he says good-by to the little dancer and takes a ship to go back to Tokyo. Aboard the ship, he silently weeps, but quite unashamed of his tears. Full of romanticism, this is perhaps Nobel laureate Kawabata’s most popular novella.