上級大魔神たろくんの突撃雑記帖
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ゲームの中で付録のアイテムが高額で売れ余裕を持ってゲームを楽しめるようになった。
去年マリエンバートで [DVD]
カメラのスローな視線に合わせて、シャトー・ホテルのバロック的な室内装飾を追いかけていくうちに劇中劇の中に観客は投げ込まれ、そこから非現実的なテアトルのように物語が進行します。この映画にとって時間や場所は重要なことではなく、登場人物の性格すら物語の中から排除されています。物語が進行するホテルの中は時間や場所の観念を離れた迷宮であり、登場人物たちは血の通っていない彫刻のようにそこに存在するのです。アラン・ロブ・グリエのいっさいの政治的や思想的、物語的な要素を排除した脚本とアラン・レネの映画的なすべてのものへの審美眼が素晴らしい、何度見ても脳を刺激される映画です。
カメラの構図は絵画的で、シュールレアリスムやキュビズムの絵画を思わせるシーンがいくつもあります。また衣装はシャネルだったと思いますが、映像は絵画的であると同時にファッション写真のようにセンスよくお洒落です。時代を超えても古くならない、普遍的な意識と美的センスを備えた数少ない映画のひとつでしょう。
去年マリエンバートで [Blu-ray]
これほどよくわからん映画も滅多にないと思う。昔、学生の頃にみて、キツネにつままれたような気がしたものだ。それでいて画面に
グイグイと引き込まれるような不思議な魅力があって、以来ロブ=グリエとアラン・レネの名前は頭にしっかりと刻み込まれてしまった。
VHSのテープも持っていたが、あれは1万2千円くらいしたんじゃないだろうか。その後、紀伊國屋からDVDの高画質版が5千円くらい
で発売され、昔からの付き合いなのでもちろん購入した。さすがに紀伊國屋だけあって、画質にも同封のブックレットにも大いに満足し
たものだ。
そこへこの廉価版のブルーレイである。うーむ、感激したね。冒頭の延々と続く「豪奢で陰鬱な廊下」の解像度はじつに大したものだ。
紀伊國屋版もDVDとしてはおそらく限界に近いほどの高画質だと思う。しかしやはりブルーレイだともう一段階美しい。とくに後景の人物
がじつに精細に描写されていて、VHSの頃からくらべるならまさに隔世の感がある。これで1500円弱だもんね。
じつは紀伊國屋版で満足していたので今回は購入を見送るつもりでいた。しかしこのブルーレイ版は合計140分にもなる特典がとても魅
力的で、どうしても欲しくなってしまったのだ。貧乏なくせに我慢のできない性分で困るな。ところが画質についても紀伊國屋版よりは
たしかに上なので、つまりは満足の2乗ということで今はすこぶる上機嫌なのだ。
ただ、解像度が上がっている分だけグレインがやや目立つかもしれない。しかしそこがフィルムっぽくていいという人もいるだろう。
それにしてもジャケットの安っぽさはさすがにユニバーサルでちょっとアレだけど(もうちっと何とかならんのかなぁ。こればかりは圧倒
的に紀伊國屋が上だ。作品に対する「愛」の差なのかね)。
紀伊國屋版をお持ちの方にもお勧めです。そもそもこれだけの特典は滅多にあるもんじゃない。翻訳の違いも興味深い。
とまあ、そんなふうに気合を入れて今回あらためて見直してみたのだが…… やっぱり分からん。
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