新潮版を読み始めはじたものの、読みにくくて冒頭で挫折すること3回。もはや開くことのなくなった「大いなる遺産」でしたが、新訳がでたということで購入し、今度は最後まで一気に読んでしまいました。
上巻の真ん中あたりが冗長な気もしましたが、読み終わった今は退屈なところをとばさず丁寧に読んだからこそ最後に大きな感動を得ることができたのかなとお思います。
ピップの欲望、葛藤や後悔といった心理描写は非常に優れていますし、登場するキャラクターもみんな個性豊かで面白いです。ラストの謎ときもスリルいっぱいで、ページをめくる手が止まらないほど楽しめました。
しかし他のディケンズ作品同様、恋愛感情については共感できない部分が多かったです。エステラの描写が薄っぺらく、ピップが一生想い続ける程の魅力が伝わってきませんでした。それ以外は文句なしの傑作と思います。
PSで発売された同名ゲームのPSP移植版。物語的には同じく既にPSPに移植されている「ロックマンDASH 鋼の冒険心」の完全な続きとなっている。当然そちらをやっていない場合はまずそちらからやった方が良い。ちなみに他の「ロックマン」シリーズとは世界観からキャラクターからまったくの別物である。 「鋼の冒険心」と比べるとキャラクターの絵的なバランスがシェイプアップされ、より魅力的になっている。イベント演出も非常にハイクオリティ、「鋼の~」同様実力派の声優を多数起用していることもありまさに質のいいアニメを見ているようだ。「飛行船」「空賊」「古代文明の遺産」といったキーワードを主軸に謎がちりばめられ展開する物語も良く出来ている。 操作性は良好、グラフィックも独特の味があるため移植ではなくPSP用に作られたと言われても納得するほど。ちりばめられたお遊び要素とシビアなくらいのアクション性、アイテム収集にキャラの成長と非常に高いゲーム性を持っている。既に完成されていた前作をあらゆる点で上回る快作だ。操作法などの細かいオプション設定が可能な点や、ロードをまったくと言って良いほど感じないなど細かい配慮も嬉しい。 さらに、PSP版にはDASHシリーズの番外編的PS用ソフト「トロンにコブン」に付属していた体験版ディスクの内容がそのまま収まっている。体験版と言っても序盤がプレイできる、というものではなく、独立したシナリオを持つショートエピソードになっており、本編でこの「エピソード1」の出来事に言及するセリフがでてきたりするため、ファンならずとも嬉しい仕様だ。
As is obvious from the title, the protagonist in this story is believed to inherit all of the "Great Expectations" from a quite rich woman, an astounding irony awaiting him. This is a tale of love and friendship, through reading which you might come to believe that there is something invariable in the world, where everything varies.
前作よりもさらに遊びやすく、操作しやすくなってます。 グラフィックも前作より向上して文句ありません。 前作よりも謎解きは難しく、敵は強く。 でも丁度いい程度で全く飽きさせない。 次のダンジョンはどんな所何だろう、と毎回新しいダンジョンに入るたびに自分をワクワクした気持ちにさせてくれました。 ストーリーも最初から最後まで先が気になる内容でとても楽しめました。 ただ、ちょっとワガママかもしれませんが、せっかくPSPに移植したのだからPSPだけの追加要素的なものが欲しかったかな? 今はバリューパックも出て無理してこれを買う必要はありませんが、この値段でも買って損はないと思いました。 冒険物語が好きな人に楽しめると思います。 もちろんアクションゲームが好きな人にもオススメです。
このソフトは、以前プレイステーション用ソフトとして発売された ロックマンDASH2がそっくりそのままWindows用ソフトウェア として移植され、お求め安い価格になって発売されたものです。 ■ゲームの特徴 今まで2D一筋だったロックマンが全く新しい世界設定で 3Dになって登場。世界観、キャラクター共に非常に魅力的で、 一瞬で虜にされることだろう。 操作性も大変良く、3Dゲームにも関わらず、長時間プレイしても 全く3D酔いもせず、ストレス無く遊ぶことができるのは、このゲーム ならではだと思う。ロックバスターのチューニング、特殊武器強化等、 やり込み要素も濃く、バラエティーに富んだミッションとダンジョンは、 プレイヤーの心を捉えて離さないだろう。 ■プレイステーション版との相違点 ・マウス操作対応で、ゲームバッドがなくてもスイスイプレイできる。 ・DirectX対応で影、ポリゴンの描写が美しくなっている。 ・テクスチャのアルファ合成が行われていない所がある。(雲の境界線等) ・DirectXのバージョン、グラフィックボードによっては 若干描画不良を起こすことがある(が、特に気にはならなかった。) この価格でこの面白さ、まだ体験していない方は是非ともプレイして みたい一本である。 ★購入前には動作環境をカプコンPCで確認しておくことをお勧めします。
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