ライアンアダムスの「New York,New York」のビデオでも思ったし、 このDVDのライナーノーツや監督のインタビューにもあるように、 「よくもまぁ、偶然にこんなとこ撮れた...」と思うシーンの連続です。 でも、見終わって思うのは、やっぱりその音楽の素晴らしさ。 傑作「YHF」が生まれるまでの音の変移が感じられます。 はっきり言って、ボーナスマテリアルの「スタジオ/ライブ映像」だけでも、買う価値あり!です。 まさに過去から継承されてきたアメリカンミュージックを、現在の音で最も美しく体現できるバンドだと再認識させられます。 本編を見た後、ボーナスマテリアルの最後の「How to Fight Loneliness」はグッときてしまいました。 バンド/音楽業界のドキュメンタリーとしてウィルコファン以外も必見です。
ツアーを回る際のようすを取材したドキュメンタリーをあいだに挟みながら、5か所13曲のライヴ映像が展開していきます。字幕がついていないドキュメンタリー部分でのメンバーの語りを理解することに意味があり、またライヴ映像がドキュメンタリーでぶつぎりになっているので先日の来日公演ほどの興奮は味わえません。でも、7曲のエクストラを含めて、彼らのライヴの魅力の一端を垣間見ることはできます。
ぼくの場合、DVDからサイトに入ってダウンロード音源のためにアカウントを登録しても、最終登録メールがいまだに届かず、したがってダウンロード音源も入手できていません。管理者にメールを送っても返事が来ません。今から買っても、特典のダウンロード音源が必ずもらえるとは思い込まないほうがいいようです。
Billy BraggがWilcoと共同制作した、名盤MERMAID AVENUEのメイキング映像です。輸入盤のため詳しい内容が解らないのが、やや難点です。 DVDで映し出されるBillyの姿は、真摯でかっこ良く、真面目に一生懸命メッセージを歌うパンクそのものです。(若さ、激しいビート、過激なファッション‥‥だけでパンクかどうかなんて、評価しないで欲しい。) 今までの日本においてのBillyの評価、知名度は恐ろしく低かったと思います。Wilcoと組んだことで、初めて名前を知った人も多いでしょう。再評価が高まってきて、初期の作品が国内盤として再発されたことは、すごく意義があったと思います。 出来れば、このDVDも国内産を出して欲しいです。輸入盤ですら、これだけ良い内容ですので‥‥。正確な内容を知ってみたいという思いが強いです。
zeppのライヴに行ってきた。 もう何回サブイボを発生させられたかわからん。笑 素晴らしかったですねー。
で、このアルバム。 まあ、地味だろう。 ここ最近のシーンでは明らかに浮いてるさね。 わからん人にはさっぱりでしょ。 俺がメタルの良さがわからんのと同じか。 ちなみにオリコンで95位だからしい。(米では4位だったかな?) ちょい悲しいね。
オルーク色はネルス(Gt)の前回からの加入によってある意味発展してる。シンセの不協和音とかはないけど。 彼とパット君(Key,Gt,Vo,Perc)の功績はやはりでかい! ジョージハリスン的なサウンドの水面下で緻密なアレンジが息づいてます。 やっぱり他のバンドとは一線を画しているね、ウィルコ。
たくさん聞けば脳内でループが始まる(彼らのアルバムは全部そう)ので、それまで聞き込んで欲しいっすわ。 とにかく、Wilcoグッジョブです。
前々作でウィルコと出会ったのですが、これがこの人たちのピークだな、と思ったほど素晴らしいアルバムでした。 ところが、前作、それを越すまたまたすごいの作ってくれて、たった2枚のアルバムで、 僕にとって最も新作を待ち望むバンドになりました。 そして今作、またまた前作超えました。最高です。 ジムオルークの音遊びも素晴らしいですが、この人たちのすごさは、やっぱり歌。 彼らのアルバムを聞き終わって耳に残るのは、前々作のフィドルでもなく、 前作のシンセでもなく、今作のジムオルークの音でもなく。 歌なんです。 声とメロディなんです。 だから飽きずに繰り返し聞いてしまうんです。
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