カバー抜粋「霊能者の霊能力とは? 持てる霊能パワーをフルに使って怪奇現象の謎に迫る!」 ●岩崎智峰(聖浄会) ●宮崎よしみ(明法道場) ●天聖大不(大日心教導) ●渡辺政治(汎慧会) 京都府京都市 小町寺の十三本ヒノキ 栃木県下都賀郡 大中寺の七不思議 長野県諏訪郡 万治の石仏 埼玉県狭山市 七曲りの井
2005年に同タイトルのムックで出版されたものの文庫版。30名の「霊能者」と言われる人たちの「能力」と生涯について、否定にも肯定にも偏らない立場からの簡単な紹介が、「顔写真」つきで載っている。ムックのレヴューでも指摘されていることだが、内容が浅すぎると思う。それでも、全ての紹介に顔写真がついているのは、この本を購入する重要な要素になった。「リング」のモデルである御船千鶴子、同様の「千里眼」を有したとされる長尾郁子などの「有名」な人たちの写真を見たのはこれが初めてだった。
なお、この本では故人のみを扱っており、現代の「霊能者」と言われる江原氏などの記述はない。文庫版のあとがきにその点について触れているが、どうも取り上げた時のトラブルを避けたという印象がぬぐえない。ところで、故人に限ったという割には、近代に偏っている。(そもそも全ての顔写真が掲載できている)これは、単純に記録の残るものを集めたらこうなっただけかもしれないが、いわゆる「霊能者」というものが、近代的な仕組み・社会の中で初めて可能になる存在なのかもしれない、などとも思った。
最後に、30名の紹介は4名の執筆者によって書かれている。短い記事なので、明快に書いて欲しいのだが、その中で那由他一郎氏の記事は日本語に難がある。残念。
熊谷さんは知らなかったのですが、今回で、とても、好きになりました。 心に響き、これからも応援していきたいです。
マンネリマンネリと言われるトリックシリーズだが、そんなことは制作者が一番よくわかってるよ、と言わんばかりに、今回は「いつも通り」のパターンを貫く。前回の劇場版ラストで二人の関係が変わるのかと思いきや、相変わらず山田はあさっての方向に進化するアパートに住んでいるし、上田は小物っぷりに拍車がかかっている。でも、これがトリックの世界なのだ。
謎解きの脆弱さ、そもそもなんでそんなことしなければならないのか、辻褄が合わなくないか、等、シリーズが抱えてきた問題点は相変わらず。だがそれが気になるならそもそもトリックシリーズには向かないのだろう。小ネタやボケの応酬は相変わらず楽しく、一見しただけで全部拾うのは難しいぐらい。その中に伏線を張ったりするのもいつものことだが、こうした芸の細かさは流石だ。
今回の劇場版に合わせて制作された新作スペシャル2の方でも繰り返される「マンネリ」だが、意外にも今回は先のスペシャル2と共に今までのシリーズではあまり見られなかったような面白さも出てきている。ラストで明かされるとある事実は、シリーズを追いかけてきたファンなら「そこに繋がるのか!」という新鮮な楽しみがあり、なんだか原点回帰のような気分にさせてくれるはず。これまでになかった趣向で、ある意味シリーズを重ねてきたからこそのネタだろう。
また、クライマックスで明かされる真実と、その末路となるドラマパートが極めて巧い具合に融合してあることで、最近のシリーズでは少々おおざっぱに処理されていたドラマの部分が、ちゃんと処理してある点も買いたい。
シリーズの欠点はそのまま受け継いでいるし、「深夜時代以外はダメ」という人には相変わらず勧められないものの、シリーズを追いかけてきた人にはとっておきの新作である。マンネリではありながらもマンネリだけでは終わらせず楽しませるスタッフの姿勢は、まだまだトリックを作り続けたい、という情熱すら感じる。絶賛する気はないし、映画史に残る作品にはならないだろうが、いつまでも続いてほしいシリーズである。
毎回、アリソンの夢(悪夢)からどのような展開になっていくのか興味津々です。ストーリーが謎解きのようになっているのですが良く工夫されていると思います。たいていは殺人事件がらみなので少しオドロオドロしい部分も有るのですが、毎回アリソンとその夫や子供たちの会話が楽しくて止められないとまらない状態です。こんな家庭って良いなーって心から思います! まだ最後まで見てないのですがシーズン5が出たらもちろん買いですね。
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