発表当時、ポスト三大テノールの若手筆頭格とされていたホセ・クーラが、同郷(ロザリオ)の先輩であるエルネスト・ビテッティ(ギター)、エドゥアルド・デルガード(ピアノ)と作った故郷アルゼンチン所縁の楽曲を扱った作品。(最終曲は自らの作曲で、中々自分の声の魅力を最大限に生かした優しい曲に仕上がっている。)
90年代半ばにプッチーニで名を挙げた彼だけに、景気良く朗々と歌い上げがちなアルバムのような先入観があったが、録音に当たって編曲やオーケストラの指揮も自分でやっていて、抑えるべきところは抑えてピアノやギターの細やかな音の響きを立たせながら、アルゼンチンの哀愁溢れる情感を柔らかに表現している。さすが、26歳での歌手転向前はギタリストや指揮者として音楽教育を受けていただけありますね。(大学では指揮と作曲を専攻。)なんと同郷の先輩を立てて歌ってない曲も混じってるんだけど、アルバム・トータルでの聴き心地が優先された構成になっていて気にならない。歌手としての力量に加え、他のパート全体を纏め上げる音楽家としての総合的才能を見せつけられた気分。天才ですね。
▼別カラー:グリーン と比較して気付いたこと 遠目からだと分かりにくいですが、よく見ると「目」に違いがありました。 ブルー:目頭と目尻が尖っているので、グリーンと比べてリアルな印象。 グリーン:直径1mm程度の黒い点のみになっており、ブルーと比べて柔和な印象。 ※但し、グリーンにも目頭と目尻の線はあり、ひょっとすると今回購入した物は 単なる塗り忘れかもしれませんので、あくまで参考程度に。
今回グリーンも購入して「部屋のアクセントに」と思い早速並べてみましたが、 2個並べると同じ方向を向いていて、とてもかわいいです。 さりげなく飾りたかったので、フェイクグリーンの鉢から顔を出すような感じで 飾っています。いくつかの異なる大きさの鉢に入れて試してみましたが、 フィギュアの大きさからして、直径12cm程度の鉢に入れるのが一番しっくりきました。
ディテールをそれほど気になさらない方なのであれば、是非とも別カラーと 一緒に飾ってほしいと思える一品です。
小学生の時、大切に飼っていた黄色いセキセイインコのポピーちゃん。亡くなって20年以上たった今も大好きですが、彼のことをもっと知りたくて買いました。結果、うれしくて悲しくて愛しくて涙なしに読めませんでした。素晴らしい本を、ありがとうございます。セキセイインコのバイブルであり、優れた童話です。
パヴァロッティといえば、オペラそしてステージ。そのドラマティックで迫力のある声はやっぱり世界一。そのパヴァロッティがトスティの歌曲を歌っているのがこのアルバム。おなじみの「セレナード」や「魅惑」もいいし、スカルラッティの「ガンジス川に~」もすばらしい。しかし、なんと言ってもここでおすすめなのはロッシーニの「踊り」。この曲自体収録されているのは珍しいんじゃないかなぁ。曲はとてもいい曲なのだが、歌うとなるの難しいらしい。それを見事にこなしているパヴァロッティはやっぱりすごい。 オペラのような派手さはないし、ゲストもいないので話題性には欠けるかもしれないが、パヴァロッティのもう一つの良さが発見できる。じっくりと歌曲のすばらしさに浸ってみることをお勧めする。
約32時間全ルートクリアとCGコンプまでやってからのレビューですので、少々ネタバレが含まれる可能性があります。
まずシステム面ですが疑問に思ったことがあります。 このゲームはポケコントリガーでストーリー分岐します。具体的に言えばゲーム内の「ポケコン」のアプリ、「ツイぽ」という「ツイッター」のパロディと書けば分かりやすいでしょう。それにヒロインやサブキャラがツイートしたものに返信することでストーリー分岐が行われます。 ここまではいいのですが問題は“ツイートされた通知が無い。” これを知らずにプレイしているとストーリー分岐に関わってくるツイートを無視してしまう事もあります。返信内容によっても分岐が成功したり、失敗したりするので全く何の情報もなしで全クリアは100時間は越えるのではないかと推測します。
ちなみにいつツイートされるのかというと、ほとんどのシーンが変わる毎にツイートが更新されます。たまにシーンが変わってもツイートが更新されてない事もあります。通知が無いため、スキップ停止がされません。なので「次の分岐ツイートまで別作業」という事が難しいです。 更にツイート全てに返信があるのかというとそういうわけでもありません。つまり返信が必要なツイートを見つけるには“シーンが変わる毎にツイぽを見なければならない”ということになります。地味にポケコンを取り出すアニメーションが長い上、ツイぽの画面も少々見づらいです。
個人的にこれがこのゲームの評価が高くない原因のひとつではないのかと思っています。前作「STEINS;GATE」ではスキップしていてもメールが来るとスキップが停止され、画面通知と音声通知がされます。 今作はその両方とも無い仕様です。せめて画面通知は欲しいところです。
次に今作はポケコンのアプリが10個選択できるのに対し、実際に使用するのが4つのみという所です。 体験版プレイ時に「製品版になったらキルバラとかミニゲームでプレイできるようになるのかな」と思っていました。 が、選択は出来るのですが押してもSEが鳴るだけで何も起こりません。個人的にこれも気になっています。 何故選択できるようにしたのかが分かりません。
続いてキャラについてです。 今回キャラ設定については賛否両論なのですが、自分は否定派です。
キャラ性格の設定は雰囲気に合ったものだとは思うのですが、キャラの台詞がどうにも自分には合わないと思いました。 まずはメインヒロイン「瀬乃宮 あき穂」です。彼女は無類のロボット好きなのですが、とあるアニメの登場人物である憧れのあの人のセリフ(wiki引用)への入り方が強引過ぎる。 普通ならそれが好きになるようなものなのですが、入り方が強引なのが多いため「そこでそう入るのはおかしいだろ」という疑問が先に出てしまいます。
次に「日高 昴」ですが、彼は冷静キャラとして出てきますが都合が悪かったりすると噛んだり慌てたりします。 問題は噛み方がわざとらし過ぎる。これは声優にも問題があったのではないと思っています。 普通に喋っていてまずそんな噛み方はしないような台詞となっています。ほとんどの慌てるシーン毎に噛ませる必要はあるのでしょうか。
キャラ全員を書くと大変な量になってしまいますので、気になったキャラだけを書かせていただきました。
続いてストーリー展開です。(ネタバレが含まれる可能性があります。) 今作は最初に一度ラストシーンに行く前の最初に出てきます。これがとても印象的なシーンで常に「どうやってあのシーンに繋がるのだろう」と思いながらプレイしていました。 と思い蓋を開けて見れば強引にもほどがあるシーンでした。
最終シーンはロボット対ロボットというものなのですが、どう考えても合理的ではない。 簡単に言ってしまえば自分が弱すぎる点です。普通に人が出てきて銃を撃てば勝てるような相手に真っ向勝負でロボットで来るというB級映画レベルのストーリーとなっています。プレイしながら興醒めしたのを覚えています。
次にそのシーンで気になった点をもうひとつ書くと、体感時間が引き伸ばされる「スローモー」を会得している。発作中は周囲から見れば超反応しているように見える。(wiki引用)という設定が主人公にはあるのですが、最終シーンは故意に発動できるようになり、これを連発します。 途中何回かこれが発動するのですが、発動後は動けないほどぐったりした描写になります。 そして最終シーン、数えてはいませんが「お前それ以外使ってないじゃん」と思わせるほど連発し、倒した後気絶かそのまま病院送りかと思いたくなるのですが、それほどの描写がありながら普通に喋っています。ここは矛盾点があると思いました。
途中までとてもワクワクするような展開が何度もあったのにも関わらず最終シーンで一気にコケているのは製作時間がギリギリだったのではないかと思います。
続いてストーリー分岐についてです。 最初にも書きましたがツイぽの返信により分岐しますが、“分岐によっては時間軸が一気に飛びます。” 例えばついさっきまで8月だったのに突然12月になったりします。 そのためストーリーが前倒しで進んだりするので、そのまま続行プレイしてしまうと“前倒しセルフネタバレ”という最悪の展開になってしまいます。 これを回避するには攻略wikiサイトを見る以外には無いと思います。 何故このような分岐方法にしたのかが全く理解出来ません。一本道でバットエンド分岐ではだめだったのかと思っています。
長文失礼しました。以上が自分がプレイして思って疑問点と問題点でした。 とても良い展開を潰すような仕様で非常に惜しい事をしているゲームでした。
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