もう谷山さんの音楽には質を論じる必要がない。全然力が抜けてる、ように聴こえる名作が紡ぎだされていく。 ‘まもるくん’、なんじゃこりゃ? と笑ってしまうが、メロディはものすごく美しい。半分のテンポにすれば全く違う歌詞がつきそう。 ‘雪虫’、シンプルな透明さの裏に切ない深さが隠されている旋律。私が谷山さんの音楽を愛してやまない点である。Aメロの繰り返しだけで、ぐわつと深まる瞬間も素晴らしい。非常に稀な才能だと思う。 アルバムタイトルは前作から‘適当さ’に磨きがかかってきた。こちらも円熟? 石井AQさんもブラボーな活躍。素敵な35年記念アルバムで、50代の谷山さん新たなスタート! 追記:‘まもるくん’は久々の社会派ソングなのか。最近の信じられない事故だの偽装だの詐欺だのルールを‘守れない人’を皮肉ってるような。最後のまもるくんは二酸化炭素問題か? いや、谷山さんの唄だから、きっと全然違う、しょうもない由来なんだろうなぁ。
ベスト盤”白と黒”の分別にも疑問が多かったが、どうも自分が”暗さ”と”辛さ”を同一視していたからだとこのアルバムは教えてくれた。 皆さんは合点が行っているようだが、このタイトルならば、ありきたりなラブソング調の曲は排したほうが、トータルアルバムとして好ましかったと思う。 アレンジの壮大さが時折しらけてしまうように感じた。
らら?買ってっちゃうの?(by久遠) タイトルの意味は菅野ようこさん(カウボーイ・ビバップ)、服部克久さん(星界シリーズ)のビッグネームと双璧をなす良作ってことです。(と言ってもラーゼフォンが好きなら文句は出ないはず)それと、サウンド・トラック1・2・3を合わせるとできる仕掛け【1枚目と2枚目にこの3枚目が挟まれることを掛けています。意味わかんない人は買いましょう】橋本一子さん・・・懐かしい・・。聴き所・・・久遠(桑島法子)の歌・・・です。【調律されて世界の心臓ヨロテオトルに至りましょう(笑)】 ・・・世は音に満ちて。【了】
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