ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい~ 1 [VHS]
株の投資を検討していたときに、このビデオを見ました。ビデオの中で植木等さんが長瀬さんに話すセリフで「株の世界でもっとも大事なのは『カン』と『センス』」をはじめ数々のセリフは、フィクションですが、株の投資を考えていた私の心を動かしました。
また長瀬さんはかっこよく演じています。原田泰三さんとのやりとりは最高です。株に興味のない人もドラマを十分に楽しめると思います。1話から最終回まで一気に観てしまいました。
AIR Blu-Ray Disc Box (Newパッケージ)
ここで買う時点で既に十分安くなっているので、オクの限定版に比べれば買いやすい。
ディスクと特典物は限定版とまったく同じで、別途特典が付く可能性もあるらしい(公式ソース)ので、もし付くのであればかえってお買い得だと思います。
値段が上がってる分、やはりなんらかの特典は付くようですね。
付くことを期待して私は予約します。
限定版のパッケージじゃないとどうしても駄目だ!
限定版じゃないと意味がないんだ!
ショップ特典ないと意味がない!
という方以外は焦ってオクで買うよりも、無難に余裕のある内にこちらを購入された方が懸命だと思います。
レビューというより事前情報共有という感じですね、まあググれば沢山その手の話題は出ていますので色々調べられた上で購入をお決め下さい。
アン・ルイス トリヒ゛ュート・アルハ゛ム [ANNISM ~Ballads~]
アン・ルイス世代にとっては
懐かしさとともに
青春時代の甘くほろ苦い
ときめきを思い出させる。
アン・ルイスを知らない世代にとっては
こんなに感じる歌が
その時代にあったのかと
驚きとともに憧れを抱かせる。
'アン'イズムを受け継ぐ
実力派アーティスト達による
自然と心に響き拡がるサウンドは
聴けば聴くほど染み渡り
その世界感に酔いしれる。
カフェやバーで
恋人と二人で会話を楽しみながら聴くもよし、
一人で煙草の煙と戯れながら浸るもよし、
時間の流れを邪魔することなく
空気を癒すリリーの香りのように、
優しく心を包み込んでくれる、
そんなアルバムです。
昼下がり
青山の、少し奥に入った
オープンカフェで
ほんの少し濃いめのモカマタリと
オススメのスィーツを注文したら
山田詠美の短編小説をBGMに
ANNISMBalladsを
ティースプーンにして
ゆっくり心を溶かして下さい。
ビッグマネー~浮世の沙汰は株しだい~ DVD-BOX
まず、保険会社と銀行を敵に回す覚悟で当ドラマを作ったこの時代のフジテレビを初めとする製作関係者に経緯を評します。有料放送のWOWOWで、三菱ふそうをモデルにした「空飛ぶタイヤ」が放映されましたが、それ以上に放映するには勇気のいる作品ではないでしょうか?
テーマは、バブル時に自殺者と訴訟の山を築いた変額保険。その変額保険を自らしか省みずに無責任に販売した銀行に対抗していく物語です。放映開始は、2002年のみずほ銀行システムトラブル発生直後で一番銀行に力の無い時代とはいえ、映像化が奇跡に思えます。
それと脚本も良い。土曜ドラマ及び映画でも話題となった「ハゲタカ」の脚本も手がけた林宏司さんが関わっています。原田泰造演じる悪役に浴びせられる言葉が辛らつかつニヤリとさせられるもので秀逸この上ない!!
俳優陣も素晴らしい。植木等、八千草薫といった大御所は勿論、小日向文世(総会屋役とは思わなかった)など主役を晴れる方々が脇を固めます。
そして、原田泰造。悪役を演じられる人は素晴らしい役者と考えている自分にとって、最高の役者さんです。このドラマ以降、役者としての登場が少ないのが不思議に思えてなりません。
広告主を敵に回す勇気を持った関係者と原田泰造の演技に敬意を評して満点評価とさせてもらいました。
農協との「30年戦争」 (文春新書)
タイトルに「現在の農業・農政を読み解くには良いテキスト」と書いたが、この内容に全面的に賛成しているわけではない。私は著者の近くの市に住んでいるのである程度地元の状況も知っている。
この本の良い点は自分の経験をもとにしており、観念的でないことである。逆に本人の思いこみ、勘違いも多々見られる。
この本を本格的に読み解こうとすると莫大な農政・法律の知識と農学・農業経験、ムラという共同体の成り立ちを知らないと、真実が見えてこない。単に「農協」が悪い。農協の職員の質が悪いで、思考を止めてしまっては全くの無駄に終わってしまう。
一例をあげれば、農家と農家は基本的にライバルである。その農家が集まった農協はまた相互にライバルである。その農協が集まった県連合会はまた相互にライバルである。そのような関係性を持った農協(JA)は1つの巨大利権産業なのか?その点を考えていただきたい。
そこで必要とされるのは、利害関係の調整機能である。そこに農村の持つ共同体でありながら、ライバルであるという不思議な構造が生まれる。こういった点を読まないと、著者の本当の声が見えない。現在、解題作業をしているが1/3で止まっている。
(追記)
著者と私の住む渥美半島は、今でこそ全国一の農業地帯であったが、50年前まで非常に貧しい地域であった。それは半島であるがゆえの宿命である「農業用水」が無かったのである。国の水資源開発機構が豊川用水を通水させたからこそ農業地帯になることが出来た。それまでは、蚕(桑)とイモと大根だけようやく作ることの出来る地域で半島の半分は半農半漁の小村であった。国が行った事業であるが、地元の農協、農家のムラの機能無しには成し遂げられなかったであろう。その両者は基本的な部分では大きく変わっていない。土地改良事業も同様である。
今ある状態が天然自然のものでは無く、先人の努力無しには著者の行っている農業すら成り立たない。現在だけをスライスして問題点を批判することは簡単である。なるほど農協もムラも改善すべき点は多々ある。その点もよく考慮してお読みいただきたい。