ブラック・レイン デジタル・リマスター版 ジャパン・スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
本作を忘れがたいものにしているのは、まず松田優作の遺作であること。悪役に徹する熱演は、当時ガンに侵されていたとはとても思えない、次にリドリー・スコット監督が大阪の街から引き出した、まるで「ブレード・ランナー」の未来都市のような不思議な魅力。夕日に照らされた大阪を空から撮ったショット、けばけばしいネオン、そしてお約束の換気扇が作り出す光と影。多少デフォルメされたところがあるにせよ、バブル期の日本をここまで外国人の監督が鮮明にフィルムに定着させた努力に頭が下がる。そして異文化の摩擦と和解の物語。同じ警官でも日米のやり方の違いから最初は対立していたニック(マイケル・ダグラス)と誠実・朴訥・チームの1員であることを大切にする松本(高倉健)が、共通の敵に立ち向かうべく心を通い合わせ始めるチャーリー(アンディ・ガルシア)の遺品の形見分けのシーンは心に沁みる。そしてラストの空港での別れ。ニックが自尊心を取り戻し2人が硬い絆で結ばれたことを確認するシーンは清々しい。私は出演者の中では高倉健の変わらぬ健さんらしさに一番惹かれる。弱点はニックに都合のよいことが不自然に起こりすぎる脚本・編集である。監督の最初の編集では時間が2時間40分であったというから、それならばもっと状況の説明が丁寧なものになったかもしれない。当時の日本での撮影の苦労などもあってか、監督・出演者個々を見れば本作がベストの作品ではないかもしれないが、多くの才能(音楽のハンス・ジマーも含めて)が集まって、松田優作の有終の美を飾るにふさわしい作品になったと思う。
揺れる評決【字幕版】 [VHS]
この作品、TVムービーとして製作されたものらしいのですが、胎児中絶の合法化をめぐる法廷ドラマとして、劇場公開されても十分な仕上がりになっていると思います。
ベストファーザーに選ばれた経験を持ち、自身も4人の子供を持つアンディ・ガルシアが新任の合衆国最高裁の裁判官を演じ、生まれてくる子供の本当の幸せとは何かということを考えながら自身の評決を探していくのですが、見ている私たちもいつしか裁判官の1人になったような視点で物語を追っているということに気付かされます。テーマである、誰の人生の中でも起こりうる“妊娠”“中絶”という問題を通し、現代の人々が忘れがちな命の尊さや、生きるということの意味を考え直させてくれる内容だといえるでしょう
(モンベル)mont-bell トレッキングアンブレラ BK(ブラック) #1128247
普段持ち歩き用として新たに購入しました。結構な値段がしますが、つくりは良いみたいです。耐久性は分かりませんが、今後確認していきたいと思います。
BLACK BRAIN 1 (ヤングマガジンコミックス)
今入手困難なのが残念★異常性癖やグロシーンが多いものの、主人公のキャラは勧善懲悪的な特撮ヒーロー物みたいでわかりやすくサクサク読める作品です。R指定で復刻して欲しいです。