映画｢ハーフェズペルシャの詩（うた）｣ (07 イラン・日／日本公開 0801) 予告編ひまわりの詩モバイル

ベスト・オブ・ヘンリー・マンシーニ刑事コロンボのテーマが聴きたくて買いました。「ミステリームービーズ」というコロンボを含むテレビドラマのテーマ曲だそうです。それ以外も「ピーターガン」や「ひまわり」「ロミオとジュリエット」など耳にした事のあるよい作品ばかりですが、これを1枚の作品としてとおして聴くには、ちょっと寄せ集め集といった感がぬぐいきれません。トータル収録時間も短いし。特定の曲を聴きたいひとにおすすめ。

向日葵の柩
私はこの戯曲が平成三年、在日系の劇団新宿梁山泊により
上野不忍池水上音楽堂の特設劇場で上演されたのを観ている。
在日系の作家の作品が、在日系の演出家と役者を通じて
上演されるというそのリアリティに、涙が止まらなかった。

崩れゆく家族と、彷徨えるアイデンティティーと、
柳美里のテーマは、この頃から変わっていない。
いや、むしろこの頃の方がピュアに表現できていたような気がする。
作品発表の場が乏しかった分だけ、その切実さが真摯だったからだ。

戯曲だということで、柳美里の作品の中では
ほとんど読まれていないだろうが
荒削りな中でも、光る作品である。

せんりゅうのえほん (ひまわりえほんシリーズ)
厳選された15の川柳と、ひらがなでわかりやすく書かれた解説。
それに、作品が生まれた江戸時代の様子をつたえる挿絵と
三拍子そろった、ユーモアあふれる絵本。

　ボクが気に入った作品は

「そのあとは　こわごわ　おきな　たけを　わり」

もちろん何のことか解りますよね？

江戸時代の庶民がもっていた心の機微が、たった　5・7・5　の
17文字を通して共有できるなんて、考えてみるとすばらしい！

まるで時空を超えた言葉のタイムカプセルですね。

映画｢ハーフェズ ペルシャの詩（うた）｣ (07 イラン・日／日本公開 0801) 予告編

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