Song from the old country
第七女子会彷徨 1 (リュウコミックス)
石黒正数の推薦文に誘われ軽い気持ちで買ってみたけど、思わぬ衝撃だった。この作者の脳内はどうなっているんだろうか。
ほのぼの女子高生近未来SFコメディ「第七女子会彷徨」。「それ町」以上にどこからツッコんだらいいか分からない、新世代のギャグ漫画。「それ町」の笑いが好きならかなりの確率でツボにハマると思う。
話の軸は女子高生の日常生活であり、そこで繰り広げられる言葉巧みなボケツッコミはとてもおもしろい。間の使い方も巧い。
だが、常にその隣にある不可思議な出来事や制度については、物語中の人間からはほとんどツッコミが入らない。最先端技術が無駄に溢れた世の中、データ化された魂や天国は当たり前。さらに時空探査機、宇宙人や未来人まで登場するが、あくまでこの世界では予想範囲内での非常事態でしかないようだ。
そしてこの物語の始まりである「友達選定制度」。高校入学時に友達としてペアを組まされ、通知表に「友達」という科目まで存在する。システムとしての友達、これはちょっと恐ろしい。そして当然、そんな非日常がまかり通っているので、また妙な違和感がある。細かなペンタッチもどこかホラーチックに見えてくる。
しかし、これはギャグ漫画。基本的には非常に笑いどころが多い。一見ドラえもん的な「目覚まし君太郎」「食べたつもりガム」「笑い袋・新世紀」。特に「顔隠し君」での表情のないギャグは秀逸(この道具も考えようによっては恐ろしいが)。また、なんだか解らないものが日本列島に上陸するなんて状況も良い感じにぶっ飛んでいる。
とにかく、日常的漫画界に風穴を開けるような馬鹿馬鹿しさとアナーキーさを持っている。ギャグ漫画好きには特にオススメしたい。
第七官界彷徨 (河出文庫)
1931年に発表されていたというから多喜二「蟹工船」や横光「機械」とほぼ同じころ。1969年に見出され、現在再び評価が上がっている尾崎翠さんは、長らく「忘れられた作家」だったらしい。しかし本当に「忘れられた作家」は「忘れられた」ことさえ忘れられてしまうのですから、力があることは確実です。
一読後、即座にその力の存在には気付くのですが、どこがすごいのか判明としない奇妙な魅力のある小説です。主人公の少女は人間の「第七官」に響く詩を書きたいと上京して兄たちと同居するのですが、まず「第七官」なるものが分かっていないという奇妙さ。一応、「無意識」や「忘我の境地」や「我をも忘れる恋」や「物質の世界」といった人智を超えた感覚らしくはあるのですが、明確にはならない。しかも二人の兄は患者に恋した精神科医だったり、コケの恋を研究する研究者だったり。。。ぶっとんでます。それでいで文体はいたって普通で読みやすい。
自分が望んでいるものがわからないまま、手探りで、それでもいろんなことが起こる、すばらしい「彷徨」小説。「蟹工船」もある意味奇妙だけど、ここまでではない。傑作。
御身onmi
最後(10曲目)の「よみ人知らずの歌」は、
「第七官界彷徨」の尾崎翠(1896-1971)の詩に曲をつけたものです。
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