
BOHEMIAN SUMMER 2000 [VHS]
ヒカルの5と比較しての感想が多いのですが、当初は私も声がかれ気味だなぁーって思って、ヒカルの5ばかり見ていました。しかし、その後、何回かこちらを見ているうちにこちらの方がよく思えてきました。何と言っても、宇多田ヒカル自身の歌だけじゃなく、カヴァーしている曲で宇多田ヒカルの音楽の嗜好がわかったり、MCが面白かったりするんです。まさに、ライブです。今度は本当のライブに行こうと思いました。私としては、☆10個です。
君が人生の時・・・
浜省の歴史を前・中・後期にザックリ分けると、本作はポップス路線だった前期のエッセンスが集約したものであると思う。この後、『Home Bound』からは現在に至るスタイルになる。 1曲目はTVCMに起用され、確か「○のヒットスタジオ」にもこの曲で出演したはず。ちょっとは売れたようである。しかしながら本作自体は余り売れず、本人曰く、どうせ周りの言うことをいろいろ聞いても売れないなら、好きなことをやってやれ、という思いで作ったのが『Home Bound』だそうである。そして『愛の世代の前に』等で徐々に評判を上げ、『Promised Land』でついにベスト10入りを果たした。
と、ここまで書くと本作は駄作か、思われるかも知れないが、決してそんなことはない。逆に、1曲1曲が試行錯誤の末のレベルの高さがうかがえ、素晴らしいポップスアルバムであると断言できる。陽があたらなかっただけなのだ。
スコーンと抜けた青空を思わせる気分爽快な1曲目、恋愛の切なさと苦しさが胸に迫る5曲目、7曲目は『北の国から』に挿入歌として起用されたが、発表時から多分10年以上経過していたと思う。にも拘わらず起用されるのは、やっぱり良いからなのだ。最後の本作タイトル曲は、浜省全ての曲の中でも、珠玉の1作だと思う。
空想科学世界ガリバーボーイ
出会いは、サターン版『空想科学世界ガリバーボーイ』でした。