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でも、「初恋がきた道」の主人公がかわいらしい女の子だったのに対して、この「あの子を探して」の主人公、ウェイ・ミンジはぶすっとしていてお世辞にもかわいいとはいえません。
ミンジがぶすっとしているのは、自分と大して変わらない年齢の子供たちの先生にならなければならなくなったからです、お金のために。そんな彼女ですが、生徒と触れ合ったり、いなくなったホエクーを探しに行った街で苦難の数々に出会ったりしていくうちに、成長していき表情にも幅が出てきます。そしてとどめはテレビカメラの前で流す涙。自分も街で苦労をすることによって、迷子のホエクーの気持ちを推し量ることができるようになり、自分のためじゃなくて、彼のために涙を流すんです。お金のためなんかではなく、心の底から彼を心配して。
舞台は中国で、日本とは違う部分が多いですが、それでもこの映画にこめれらた監督の思いは、日本人でも十分感じ取れるものだと思います。