コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア
本体をネットに繋いでいないので、オフラインのみプレイした感想です。
まずグラフィックが綺麗なのに驚きました。「ゲームでここまでできるのか」と感動してしまったぐらいです。建物の朽ち具合や、日差しの差し込み具合などがリアルで、その場の空気が感じ取れそうなほどでした。
演出はまるで映画のようで、映画が好きな私はその世界にどんどん引き込まれていきました。特に、ラストの主人公が最後の力を振り絞って黒幕を仕留めるシーンは、ムービーではなく自分で操作をして仕留めるようになっていたので、この演出には非常にシビれました。映画の一番おいしい所を自分で演じるという感覚で、これだけでも「買ってよかった」と思えました。
Brewster F2A Buffalo Aces of World War 2 (Aircraft of the Aces)
ブリュースターF2Aほど評価の分かれる戦闘機は無いように思います。高い評価がされているのはフィンランドで使用された機体、低い評価がされているのは日本軍と対決した英、米、蘭で使用した機体ということになるでしょうか。この本は、その戦いを述べたものですが、内容は文章による戦いの推移、カラーの側面塗装図など他のシリーズと同じ様式になっています。フィンランドの機体の戦いは既に色々な本で扱われているのですが、この本ではもう少し時系列的に詳しく戦いの様子が、パイロットの報告やログブックを引き合いに出して述べられています。今回明らかになったのは、1942年に入ってレンドリースのハリケーンやYak、LaGGが戦場に現れると速度や運動性の面で既にブリュースターが見劣りし始めていることをフィンランドのパイロットが認識していて、それでも1944年まで制空戦闘機として使用され、その後も比較的重武装なのと射撃時の安定性が良かったので対爆撃機用の防空戦闘機として戦果を重ねたのは驚きでした。一方の英、米、蘭の機体は、この戦闘機だけでエースになったパイロットも英軍に数人いるものの、苦しい戦いであったことがうかがわれます。戦果のクロスチェックもある程度されているようです。内容は良いと思います。本書ではつい最近フィンランドの湖から引き揚げられたB-239(BW-372)の写真が添付されています。この機体はフィンランドの空軍博物館に展示されるそうですが、これが唯一現存するB-239の機体になります。(現在展示中のバッファローはフィンランドがB-239を国内で製造するため主翼を木製化して、主翼の燃料タンクを胴体に移動、等フィンランドの国情に合わせて手を加えたHumuという戦闘機の試作機で、これはB-239ならBW3**になるはずの胴体シリアルがHM-671になっていることでも明らかです)。