Cozy Powell drum solo コージー・パウエルモバイル

ヴェリー・ベスト・オブ・コージー・パウエル最近のドラマーのレベルの高さにはとにかく驚かされます。テクニックやスピードにおいてコージーを超えるドラマーはいます。でもコージーにはそういったものを凌駕したカリズマやコージーにしかないものが多々あるのです。そんなドラマーは歴史の中でも数えるほどしかいません。個性あるドラマーは本当に少なくなりました。

ベストアルバムというとその選曲に疑問を感じることが良くあるのですが、コージーの最初のソロアルバム３枚からの選曲されたこのアルバムは素晴らしいと思います。参加ミュージシャンもゲイリー・ムーア、ジェフ・ベック、ジャック・ブルース、ドン・エイリー、ジョン・ロードなど、インストアルバムとしても素晴らしい出来です。＃５では中間部のドラムソロに続きチャイコフスキーの”１８１２年序曲”に合わせて叩く、かの有名なソロのスタジオヴァージョンを聴くことができます。

彼の叩く姿を見たい人はRainbowの"Live in Munich"やPete Yorkの"Super drumming Vol1"で観ることができます。ブライアン・メイの"Live at the Brixton Academy"もぜひＤＶＤ化してほしいです。

コージーには教則ビデオを作って欲しかったと思います。その価値も意味もあるドラマーでした。
習いたかったなぁ・・・
とにかくそれだけが悔やまれます。

ＲＩＰ

飛翔伝説マイケル
コージー・パウェル
ポール・レイモンド
ゲイリー・バーデン
クリス・グレン

友達に連れられて大阪でこのラインナップ観たけど、マイケルやコージーのプレイ、かっこよかったなぁ
「ワルキューレの騎行」を聴くと今でもわくわくします。
熱心なメタルキッズじゃなかったけどライブ後は即席のメタルキッズに
「ゲイリー、声出てへんかったな」とか言ってました（評論家気取り・笑）
スタジオバージョンは、まぁイイとは思うけど、ライブでは線が細く音域が狭いことを露呈するゲイリーのボーカルも
今聞くと「味がある」っていえば味がある（未だ評論家気取り・笑）

もちろん、これ以降ギターを買うためにバイト開始しました。フライングＶではなくレスポールタイプのアリアプロ２を購入することなりましたが・・・
トゥアーの特集でセーソク氏の文章がツボだったML増刊「飛翔伝説」も購入

記念の一枚

神話同時に発売された“神”のリマスター効果はイマイチでしたが、こちらはすばらしい出来です。
元々このアルバムは名曲揃いですが、発売された当時はロンのプロデュース・
ミキシング共に成功とは言い難く、コージーも不満だった様です。
音が全体的にモコモコとこもっており、初CD化以降も改善は感じられませんでした。

今回のリマスター化で全体的に音圧が上がり、音の奥行きも広がりました。
コージーのバスドラがタイトにドコドコと容赦なく攻めてきます。シンバルの音も鮮やかになり、
マイケルのギターの土台を堂々と支えている印象が強くなりました。
ゲイリーの息づかいもはっきりと聴き取れ、マイケルの中〜高音、さらにはキーボードの音もかなり鮮明です。
3.“On And On”ではクリスのベースのうねり具合がとてもかっこよいです。
これだけでも「買い」なのですが、今回は魅力的なボーナストラックがさらに喜ばせてくれます。

9.“Never Trust A Stranger”：ピアノ伴奏のみによるしっとりとしたゲイリーのボーカルが何とも印象的で、
これもアリなのかと聴き入ってしまいました。

10〜15：最近は“飛翔伝説”以外にもこの頃の様々なLive音源が手に入るようになりましたが、
これらマンチェスターでの初期の音源までもが聴けるなんて･･･
特にUFO時代の曲が聴きどころで、コージー様も存在感充分です。
間違いなく買い替える価値ある作品に仕上がっていますが、
今回のリマスター化を誰よりも喜んでいるのは、天国のコージーでしょう。

Cozy Powell drum solo

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