エリア88 劇場版 [DVD]
原作に忠実というレビューが目立ちますが、初めて見た時「雰囲気はいいけど原作と違うなあ」と思ったものです。当然ながら原作レイプとしか思えない某テレ版新作は論外として。まあ原作の前半パートのいいとこ取りという感じなので(特に後半の超展開は賛否分かれますよね)原作ファンからのウケが良いのも納得ではあります。そんなわけでいいとこ取りのストーリーが良いのは当然として映像も、今見ても色褪せない、いや、CG全盛の今だからこそ、この手描きセルアニメで表現されている戦闘機のドッグファイトがとても美しく感じられる。原作ファンだけでなく、泥臭い戦争ドラマが好きな人にもオススメしたい傑作。個人的には既に故人である名優・塩沢氏、富山氏の声を聞く為だけに、熱心なアニメファンならば大枚を払う価値があると思います。
QUO VADIS~クオ・ヴァディス 6 (バーズコミックス)
人類の終末を知っているフレイアとオーディン(北欧神話の神の名ですね)、人類の行く末のターニングポイントとなるキリストの誕生。「現在」のバチカンの秘密が次第に明らかにされていきます。アテナは、ルーやソフィアとなぜ違うのか、ヨシュアは本当に死んだのか、ストーリーはまだ序盤がつづいていますが、6巻で、「今の」キリスト(?)らしき子供が登場します。新谷かおる&佐伯かよのの合作ですから、壮大なドラマを楽しみにしています。
ぶっとび!!CPU 全集 [DVD]
キャラクター設定&作画監督がアニメ版「To Heart」の千羽由利子、声優は柊美冬(鶴野恭子)、岡本麻弥、小西寛子、三石琴乃、宮村優子、山口由里子と豪華な顔ぶれなのに、知名度がイマイチなような気がします(そんなことはない?)けど、これはなかなか楽しい作品です。1993年連載開始の原作ですのでネタ的に古いところもありますけど、登場キャラクターやエピソードを整理し、アニメならではの演出やオリジナル要素を加えてうまく話をまとめ、ヒロイン(って人型パソコンなんですけど。某作品よりこっちが先だったんですね)を魅力的に可愛く描いています。
ただ、ちょっとえっちーな場面が多いので、家族揃ってご覧ださい!とは言えないのがアレですけど・・・。
