「プロジェクトX」シリーズには、あるモノの「開発」をテーマに掲げているにもかかわらず、その技術的側面、社会的側面を掘り下げて取材する事を怠り、感情的側面(よく頑張った!)や、家族との絆、それだけで無理矢理「ドラマ」に仕立て上げてあるものが、残念ながら少なくない。
熱意だけではモノはできない。技術力に裏打ちされてはじめて、何かが生み出されるのに。
しかしこの「洗濯機開発物語」は、モノ作りにかけた人々の技術的戦いとその開発コンセプトが語られ、少なくとも「ドキュメント」と呼べる仕上がりになっている。
洗濯機、というモノは当時すでにヨーロッパには有ったわけだが、何がこの人々を「日本型」洗濯機開発へと向かわせたのか、単なる成功物語になっていない事、そして語られる技術開発の過程が見事にドラマになっている事が、説得力を生んでいる。
日本の戦後、洗濯機の普及、ひいては女性の洗濯からの解放を妨げていたものとは、何か。今の感覚では信じられない事情が語られる。1)不安定で低い電力供給 2)狭い住宅 3)洗濯は女の仕事、楽はさせられないという男性(夫)の意識 4)商品購入の決定権(家計管理権)が妻にはない 5)高い商品価格
熱意と技術力が一つの製品を形にし、社会、ひいては世の男性の意識革命をもたらした。それを成し遂げたのが男性であった事も、このドキュメントを更に意味深いものにしている。戦後史の1ページとして、一度ならず、2度3度、見直す価値がある、買う価値のあるDVDだと思う。
私は比較的最近NineInchNailsを知り、今回初めて動くNINを見ました。
特別に顔や曲や声や歌詞が好き!というよりはmichael trent reznorに惚れたという感じです。
「レビューガイドライン」に「理由を書きなさい」ってありましたが
こればっかりは理由ありません。(笑)直感です。
とにかくNINのファンもNINを知らない人も是非是非見てみてください。
特にラストの辺りが最高です。
わぁあっと盛り上がって頭振って最後にhurt。
あんなに痛い歌なのに私にはhurtを観客と歌っている時のtrentが一番幸せそうに見えます。。