本CDは同年に発売された4枚組ボックスセットのダイジェスト盤として発売されたもの、24ビット・リマスタリングによりちょっと驚きの高音質です、
1939年から1941年の間にベニー・グッドマンやライオネル・ハンプトン等と共演した演奏が収録されています、評者もいずれはボックスセットを購入したいと考えてます、
ベニー・グッドマン楽団の演奏集であれば若干の古色を感じるものですが、本作のようにチャーリーのリードが特徴的な曲のみを集めた作品集となると、あまりに現代的な印象を受けることに驚きます、自身でギターの練習をしている人ほど楽しめることも確かでしょう、
チャーリー・クリスチャンは1916年生まれの黒人ギタリスト、レス・ポールにちょっと遅れたものの最初の電機ギター奏者たちの一人、ジャズにおけるリード楽器としてのギター奏法を確立した人でもある、1942年で結核により25歳の生涯を閉じることでもわかるように典型的な破滅型天才芸人(1942年においては結核は不治の病)、
楽器演奏の歴史としては、ギブソンのアンプが登場したことでギターがホーンに対抗できるリード楽器になったことを実証したのもチャーリーということになる、ブックレット収録の最晩年のレス・ポール自身による「我が友、チャーリー」と題する一文にしみじみできます、