しかし、ここから後のライブ映像は圧巻。
2曲3曲とステージが進行していくに従って、シンプルで解りやすいのだが真にオリジナルな彼らのエキセントリック・テクノ・ポップと、それを演奏するライブ・バンドとしての能力の高さに、最初は好機と冷やかしの目だけを向けていた客席も徐々に本気で乗せられてくる。そして7曲目の“Jyocko Homo”では、まるでファンと思われない人達もマイクに向かって「We are DEVO」と叫びだす。
関係者だか何だかわからないが、ステージ脇も彼らを見に来た人で満杯だ。
まさに何のギミックも使わず、演奏のみでディーヴォがその場の空気を制圧してしまった瞬間である。
ディーヴォの面々も真剣そのもの。
そんな彼らの雄姿にファンは思わず快哉を叫ばずにはいられなくなるであろう。
How to Be Like Rich Devos: Succeeding With Integrity in Business and Life
リッチ・デヴォスさんの半生をたくさんの人の聞き取りを中心にまとめています。みなおもしろい話ばかりです。ビジネスだけではなく、人生のすべてについて学べることがたくさんあります。日本語の翻訳が出ればいいと思う本の一つです。
ココ・アヴァン・シャネル特別版 [DVD]
予備知識も一切無く視聴しました。
最初は孤児院からスタートしますがあれよという間に時が経ってナイトクラブの歌い手へ、
全体的に細かい状況説明は無く一場面が終わればどんどん時間軸が進んで状況が移り変わっていくという
作りになっており、一生の出来事をつづった伝記映画というよりもココ・シャネルという女性自身のイメージを
伝えるための映画という印象でした。
他者に染まらず自尊心が高いココ・シャネルが男性上位の社会の中でどのようにして生きてきたかを、
2人の男性との恋愛を絡めながら徐々に描いて最後に『シャネル』へと成る、中々見ごたえがありました。