確かに今作は突出した曲は少ないが、1曲1曲が壮大な風景の1ピースのような重要な役割を担っているように思える。しかしM7の2rights make 1wrongは一段と深みを増したバンドアンサンブルに美しいストリングスが有機的に絡み合った彼らの最高傑作とも呼べそうな名曲。本当に思わず息を呑むほど素晴らしい曲なので、この1曲だけでも聴く価値は十分にあります。
なお、本作のプロデューサーは前作に引き続きデイヴ・フリッドマンが担当している。