JALANの風
自分が「しょうよう歌」を初めて聴いたのが中学2年のときでした。あれから25年、ずっとあんべさんの唄を聴いてきました。オフコースの鈴木さんや大間さん、盛岡出身の高橋研さんがプロデュースした今となっては幻のアルバムが懐かしいです。今こうやってamazonで購入できるあんべさんのCDの数はとても少ないのですが、もし初めてあんべさんのCDを買い求めるなら、この「JALANの風」をお勧めします。あんべさんの25年を知ることができる充実の1枚です。
あんべ光俊 NEW BEST 1500
このベストは、以前LPで発売された、ザ・ベストやCDで発売されたビッグ・アーティスト・ベスト・コレクション(あんべ光俊・飛行船)とは、まったく別ジャケットを使用したベスト盤です。選曲は、ビッグ・アーティスト・ベスト・コレクションにすべて入っているものですが、収録曲の曲順は異なりますので、ファンの方のコレクションや、初めて聞く方には値段もリーズナブルでお勧めと思われます。
きみといた時間
今や、宮城県仙台市に居を構えつつも、故郷:岩手県県会議員の座を虎視眈々と狙う(笑?)あんべ氏の(何枚目になるんだ?笑)リメイクベスト。往年のファンからするとジャケットのデザインとかはどうにも受け入れられないのだが、出来上がった作品群はなかなかのもの。選曲も偏りがなく、ある意味のライフタイムものになっているのも評価できる。いい意味で声も枯れていないし、楽曲のアレンジも中途半端にこねくり回しておらず、原曲のテンポ感、リズムパターンを維持してるような気がする。そして、原曲に足りないものが加味され、多かったものが削減されたいえばいいだろうか。全般的にオリジナルを凌駕できてはいるようだが、時としてソフトシンセの音源がチャチに聴こえるフレーズあり。これは技術の問題というより、それが本人の好みなんだろうなと、改めてあんべもアラカンであることを痛感しつつ、自分の年齢を思い知るのである(笑)。