flying DOG コレクション テーマソング・アーカイブ 80’s PartII
コンスタントに80年代アニソンのオムニバスCDをリリースしているビクター。
それはもちろん嬉しいのですが、正直、「またか…」と言った感じで
だいたい収録される曲も想像つきました。
しかし、今回は良い意味で裏切られた。
確かに想像した通りの音源も漏れなく入っていましたが(笑)
今回は初CD化になった音源もあるし、
(「アタッカーYOU!」「ワンダービートS」と「らんぽう」のED。)
またCD化はされていたもののオムニバスとしては初収録曲も多く、
TVシリーズあり、劇場版あり、OVAあり、と
メジャーどころからマイナーどころまで非常に幅広く網羅されていて
私みたいな「懐かしの…」なんちゃらみたいなアニソンCDが出ても、
「他に音源持ってるし、王道過ぎて買う気もしないな…」と
ちょっと斜にかまえてしまう(笑)ディープな80年代アニソン好きにも納得できる内容かと。
今後もビクターの新レーベル"flying DOG"に期待してみたいと思います。
本当、他のメーカーさんにもこの姿勢を見習っていただきたい。(特に☆のマークの…(笑))
どうせならPartIとII、両方揃えてしまいたいところですが、
どちらか一方というならこちらの方をお勧めします。
↓以下、収録曲(ちょっと多いですが、ここには載ってないようなので…)
<DISC 1>
01.失われた伝説(ゆめ)を求めて/アンディ (「機甲創世記モスピーダ」OP)
02.ブルー・レイン/松木美音、アンディ (「機甲創世記モスピーダ」ED)
03.地球に I Love You/WELCOME (「特装機兵ドルバック」OP)
04.君に贈るララバイ/WELCOME (「特装機兵ドルバック」ED)
05.輝く瞳〈BRIGHT EYES〉/TAKU (「巨神ゴーグ」OP)
06.BELIEVE IN ME, BELIEVE IN YOU〈君を信じてる〉/STEAVE (「巨神ゴーグ」ED)
07.ワープ・ボーイ〜WARPED BOY〜/坂本千夏 (「らんぽう」OP)
08.気まぐれムーンライト/東郷昌和 (「らんぽう」ED)
09.青春プレリュード/加茂晴美 (「アタッカーYOU!」OP)
10.TWINKLE,TWINKLE/加茂晴美 (「アタッカーYOU!」ED)
11.見知らぬ国のトリッパー/岡本舞子 (「魔法の妖精ペルシャ」OP)
12.ラブリードリーム/岡本舞子 (「魔法の妖精ペルシャ」ED)
13.愛・おぼえていますか/飯島真理 (劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」主題歌)
14.天使の絵の具/飯島真理 (劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」ED)
15.Welcome!ガラット-ガラットのテーマ-/村田有美 (「超力ロボガラット」OP)
16.不思議なトワイライト-パティのLOVE SONG-/村田有美 (「超力ロボガラット」ED)
17.背中ごしにセンチメンタル/宮里久美 (「メガゾーン23」主題歌)
18.風のララバイ/宮里久美 (「メガゾーン23」挿入歌)
<DISC 2>
01.TRANSFORMER 〜トランスフォーマー〜/下成佐登子 (「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」OP)
02.Peace Again〜ピース・アゲイン〜/下成佐登子 (「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」ED)
03.夢の中の輪舞(ロンド)/志賀真理子 (OVA「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞」主題歌)
04.オルゴールを止めないで/志賀真理子 (OVA「魔法のプリンセスミンキーモモ 夢の中の輪舞」挿入歌)
05.瞳はコスモス/燕奈緒美、燕真由美 (「ワンダービートS(スクランブル)」OP)
06.ワンダービート/燕奈緒美、燕真由美 (「ワンダービートS(スクランブル)」ED)
07.ハートの季節/伊藤つかさ (「光の伝説」OP)
08.片思いのハミング/伊藤つかさ (「光の伝説」ED)
09.約束/新居昭乃 (劇場版「ウインダリア」主題歌)
10.美しい星/新居昭乃 (劇場版「ウインダリア」挿入歌)
11.愛は神話の果てに/カルメン・マキ (OVA「戦国奇譚妖刀伝-破獄の章-」主題歌)
12.夢冒険/酒井法子(「アニメ三銃士」OP)
13.プレッジハート(誓約)/PumpKin(「アニメ三銃士」ED)
14.Step/a・chi-a・chi (「魔神英雄伝ワタル」OP)
15.a・chi-a・chiアドベンチャー/a・chi-a・chi (「魔神英雄伝ワタル」ED)
16.アクティブ・ハート/酒井法子 (OVA「トップをねらえ!」OP)
17.トライAgain…!/酒井法子 (OVA「トップをねらえ!」ED)
18.瞳の中のファーラウェイ/長山洋子 (劇場版「ファイブスター物語」主題歌)
告白 上 (岩波文庫 青 622-8)
『告白』(ジャン・ジャック・ルソー著、桑原武夫訳、岩波文庫、全3巻)は、フランスの思想家、文学者であるジャン・ジャック・ルソー(1712〜1778)の自伝であるが、「人間はどうしたら幸福になれるのか」を生涯に亘り探求し続けた「情熱の思想家」の、「魂」と「愛」の遍歴の赤裸々な記録でもある。
特装機兵 ドルバック DVD-BOX
80年代葦プロ作品はアニメファンには有名なものも多いが、
この作品はひたすらカルト。
一般人にまで受けるにはわかりやすくなくてはダメ。
そのわかりやすさを、「あえて」廃し、
徹底して硬派なリアルロボットアニメに徹しているところが、
このアニメの欠点でもあり、「魅力」でもあるというところか。
私はそんなストイックさが性にあう。星5つ。
告白 下 (岩波文庫 青 623-0)
呆れてしまう事も数あれど、おもしろくてエッチで愉快な自伝であるとともに、卑
屈に露悪的なさらけ出しをおこなうことで、実は自分は善良ないいやつだと世間に
自己弁護する書でもある。
この自伝を特徴付けている最大のポイントは、クレッチマーも述べているルソーの
被害妄想である。「人なつっこい人間でありながら、万人一致の申合せで人間仲間
から追い出されてしまったのだ」彼は、いつも誰かに追跡されている、周りに陰謀
が張り巡らされている、迫害されているという妄想に囚われており、そのため
ヒュームをはじめ彼を支援してくれる人間と悉く仲たがいをしてしまう。この「告
白」の目的のひとつは、善良な彼ルソーが如何に迫害にあっているかということを
周囲に訴えかけるためであり、だからルソーは色々なところで恥ずかしげもなく人
前で朗読しまくる。しまいには朗読の禁止を警察にうったえた人もいたぐらい。
そんな「告白」なのだけど作中の白眉は、彼が十代で出会ったヴァラン夫人とのこ
と。ヴァラン夫人との七年間は彼にとってもっとも幸福な時期だったし、読む手の
自分にとっても一番好きな箇所で、且つルソーをうらやましく思った数少ないとこ
ろでもある。