たまりば 1巻 (ビームコミックス) (BEAM COMIX)
常日頃から不満に思うことがある。
少年・少女を問わず漫画やライトノベルにおいて無視される(インビジブルな)キャラクター達の存在だ。彼ら彼女らの多くは魅力的な容姿をもっておらず、性格設定もおざなりだ。そもそもそんなキャラクターは全く登場しない作品も多い。せいぜい主要キャラクター達を描くための道具立てでしかない場合がいかに多いことか!
結局それは読者が求めていることなので漫画家だけを責めても仕方ないのかもしれないが、物語の深みという面では物足りなさを感じることが多かったのも事実だ。
ところが、である。「たまりば(英語タイトルはTama river?)」はよくある少女恋愛漫画なのかと思いきや、キャラクター達の描き方が丁寧で作者の愛を感じる点が素敵だ。一巻ではカナという友人の設定や、乳神様を見守るMNO団のイケてない男子高校生達や、弟のたっくんなど、それぞれの端役にも少しだけ歪な造形を与え、彼らが作品内で生き生きと動くような工夫がなされている。そこにしおやてるこのセンスを感じる。
話の全体像としてはピュアでストレートな美和とちょっとシニカルで変わり者のハルオとの恋模様がメインになるのだろうが、彼らを取り巻くキャラクター達のドラマも今後が楽しみな作品だ。
Awesome Fellows! (ビームコミックス)
森薫の「モードリン・ベイカー」がイチオシ。これは続篇読んでみたい。
フェチっぽいという意味では新居美智代の「School girls glasses」。あとは、あまりメガネは関係ないけど、ヌードが披露される「おふろっタタン♪」が良。
一番ガックリくるのはチャイナ関連のマンガかと。
各お題ごとの作者は以下のとおり。
【メイドフェローズ】
入江亜季、福島久美子、高田健一、冨明仁、梅津ゆり、森薫
【ロボットフェローズ】
福島聡、入江亜季、犬童千絵、宮田紘次、百名哲、丸山薫
【ミュージックフェローズ】佐々木一浩、入江亜季、犬童千絵、長崎ライチ、宮田紘次、真田順子、福島聡
【メガネフェローズ】森薫、しおやてるこ、入江亜季、高田健一、高橋那津子、新居美智代、昆裕美子
【チャイナフェローズ】
丸山薫、入江亜季、睦月のぞみ、高田健一、高田築、犬童千絵、百名哲、小暮さきこ、吉田聡美、新居美智代、吉田覚、梅津ゆり、高橋拡那
思い出
夢の中のような思い出の世界にトリップした時の、
現実との境がとろけそうになる感じが出ているM-6が
私の中では異常な中毒性を持っています
歌い出しの歌詞がまず素敵
M-1は
私が彼らを知るきっかけになった曲ですが
陳腐な言葉が羅列するラブソングが世の中に溢れる中で
異色を放つ
最高のラブソングだと思います