ベルリン・フィル 3D 音楽の旅 マーラー:交響曲第1番&ラフマニノフ:交響的舞曲(Blu-ray Disc)
このブルーレイでオーケストラを鑑賞することは
音楽を経験することにおいて新しい領域へと踏み込んだことを
経験することである
実際にホールへと足を運ぶ、もしくはNHKのテレビでオーケストラを
聴くにせよ、そのアングルは似たり寄ったりで定型的なものであった。
もちろん視聴経験としてその情報量や臨場感はさまざまであり
我々はチケットの席位置やスピーカー、アンプに思案をめぐらせるように
なるのである
それに対し、本作ではカメラマンが3D撮影に際したいへん工夫しており
さまざまなアングルから奏者と指揮者をとらえることで
「演奏」というものをより身近に感じられるのである
もちろん、撮影スタッフだけでなく録音、そしてなによりも
指揮者や奏者たちも素晴らしくその点に注目して観て=聴いてみると
オーケストラを鑑賞する楽しみの幅が増える経験をすることが出来る・・・
3Dのあり方がメインになることはないかもしれませんが
CDで楽しむこと、または実際にブルーレイやホールで楽しむこと、
さまざまな音楽経験のあり方があるように
3Dというあり方もこれから確立されていくのではないでしょうか・・・・
ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調&第4番ト単調
たまたま、何の気なしに買ってびっくりしました。
哀愁を帯びた、柔らかく繊細なピアノ。
ぎりぎりまで抑制され、
一音一音の間に深い情感が込められています。
そして、アシュケナージの世界をどっしりと支え、引き立たせるオーケストラ。
何度繰り返し聞いても、飽きることがなく、
名演とはこういうものかと『アシュケナージの世界』に魅了されました。
アシュケナージの高い品格や感性が、じっくりと心に沁みる名演です。
川のささやき~辻井伸行サントリーホールLIVE! [DVD]
本日早速観ました。いやあまりの音の素晴らしさに超感動です。
かつて、以前ショパンコンクールの特集をみて(17歳のときのドキュメント)実に美しい音楽が既にあったのですが、短期間でその後こんなにもさらに成長したかとただただ感動モノです。19歳(今は20歳ですか)にして、すでにこんなにすごいのかと・・・
どこからこんな音色が出るのでしょう?
実際のホールで生演奏を聴いてみたいと思います。
また彼の場合自作の曲もあり、今後ドラマや映画などの音楽担当なんてすぐにでもある様な感じですね。
若い音楽の神様がここにいるといっても過言ではなく、今後非常に楽しみですね。
CDとともに超お勧めです。のだめ以上のインパクトがありますし、クラシックと自作の現代音楽の成長を期待します!!
Rachmaninoff: Symphony No. 2 in E Minor, Op. 27, in Full Score
次回の演奏会でこの曲を演奏するんですが、スコアが高くて半ば諦めていましたが、このページを発見し即購入!
僕と同じ、オケのメンバーも買うんでしょうか??
ペーパーバックなので印刷が多少荒かったり各ページに楽器名が無かったり小説番号が無かったりしていますが、(練習番号はあります)値段を考えると購入する価値大です。
指揮者じゃない限り、このスコアで十分発揮できるはずです。
KOBUDO-古武道-
和の楽器・尺八で幅広い音楽の可能性を追求してきた藤原道山、藤原と一緒に音楽を創ってきたピアニストで作曲家の妹尾武、25歳で東京都交響楽団の首席チェリストに就任した古川展生、というスーパー・セッション・グループのKOBUDO-古武道-のファースト・アルバムです。
各人とも多様な音楽ジャンルに挑戦してきたわけで、その豊かな音楽経験が一番大切である豊かな歌心として伝わってきます。洋の東西を問わず、奏でられる音楽の素晴らしさを堪能できる組み合わせです。
千住明作曲の「WATER ISLAND」は、懐かしい日本の原風景を思い出させるような曲と演奏です。リーフレットにある平原に立つ1本の大きな樹のような広がりと安らぎが音楽に一杯詰まっており、このグループの特徴がよく表れている佳曲です。
古川展生作曲・妹尾武編曲の「My Little Song」では、古川による「自分が自分自身であった事をあらためて気付き、純粋な喜びが感じられる」というメッセージが伝わってきます。日本の故郷を思い起こすような郷愁が音楽から漂っているのを感じます。
藤原道山作編曲の「瀧〜Waterfall〜」は、日本的なものがインターナショナルなものへと変化し昇華する過程を聴いているかのようでした。音楽ジャンルの分類という枠組みや範疇に納まることなく、悠久の時を越えて蒼穹に融け込むような広がりを感じさせます。
カタロニア民謡「鳥の歌」は、編曲者・井上鑑のチェリストだった父親がコンサートのラストに弾いていた曲だそうで、万感の思いが音楽に込められています。古川の悲しい音色に心が動かされました。
ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番第2楽章」を3人だけで演奏しているわけで、その試みと同時に、高い完成度に驚かされました。