赤蛙 (新潮文庫)
いわゆる転向作家島木健作の短篇集。主に晩年の作品。
表題作は、病気療養中の男が、ふと見かけた赤蛙の行動に「生」を見るというもの。私はこれを読んで感動し全集を買い求めてしまったほどです。何度読み返したか知れません。復刊を熱望しています。
いわゆる転向作家島木健作の短篇集。主に晩年の作品。
表題作は、病気療養中の男が、ふと見かけた赤蛙の行動に「生」を見るというもの。私はこれを読んで感動し全集を買い求めてしまったほどです。何度読み返したか知れません。復刊を熱望しています。
そりゃ、君のような考え方だってすれば出来るんだよ。例えばどこかの作家の生活を見て、何も作品なんか読む必要はないと思うよ。日常生活の方が面白いのだ、自在なんだ。そう言うことは大体の人に置いて正しいね。たとえば島木健作が僕のそばにいれば、僕は島木健作の作品なんか読まない。
こんなことあるんだね 【島木健作】37年に発表した「生活の探求」はベストセラーになった ★
こんなことあるんだね 【島木健作】37年に発表した「生活の探求」はベストセラーになった ★
こんなことあるんだね 【島木健作】37年に発表した「生活の探求」はベストセラーになった ★
まあ僕の話を一つ聞いてくれ、と坐られて、うんざりした経験を、誰も持っていながら、やがて忘れて相手をうんざりさせる側に廻る。 (小林秀雄「島木健作」)
高校生の頃は、島木健作と島木赤彦でよく混乱していました
