ハムレット (新潮文庫)
他と混ざって表示されますがご了承下さい。『Hamlet: BBC Dramatization (BBC Radio Presents)』のレビューです。
最初の音楽から衝撃を受けました。異世界への扉が開くみたいな感じでした。サー・ジョン・ギールグッドの父王の霊が怖過ぎます(笑)。オフィーリアの兄レアティーズにジェイムズ・ウィルビーとか、キャスティングが絶妙。ハムレットのケネス・ブラナーは映画よりこちらの方が好きです。
Romeo and Juliet (Shakespeare, Penguin)
これほど古典的で新鮮な恋愛物語は二度と出て来ないと思われます。シェイクスピアに最高の賛辞を送らずにはいられません。この戯曲中に登場はしないが気になる人物が一人います、ロミオがジュリエットに会う前に恋焦がれていたロザラインです。このロザラインについて素性を知る唯一の手がかりはジュリエットの父キュピレットが記した舞踏会の招待者リストに my fair niece Rosaline (我が麗しの姪ロザライン)と書いてあることです。なんと、ロザラインはジュリエットの従姉妹にあたるのです。当然、ロミオのモンタギュー家と対立関係にあるキュピレット家の一員です。また、ロミオが殺したティバルトとは義理の従兄妹関係である可能性は高いのですが、血の繋がった妹であった可能性もあるのです。ここまで考えるとシェイクスピアの術中に完全にはまってしまった感がありますが、ついでにもう少し。ロミオがロザラインに求愛していることはキュピレット家では知られていません。もし、ロザラインがロミオを嫌う性悪女だったら、彼女はロミオのことをキュピレット家じゅうに言いふらし、物笑いの種にしていることでしょう。こうなるとロミオの悪評はジュリエットの耳にも入るでしょうし、舞?会からも締め出されていたかもしれず、この恋愛も両家の和解も無かったでしょう。ロザラインは天使か、もしかしたら両家の不和のために自分の気持ちを胸に封印して本当はロミオのことを愛していたのではないでしょうか。これは単なる深読みのしすぎでしょうか、シェイクスピアはここまで計算していたのでしょうか。
The Rose~I Love Cinemas~
デビュー作テルーの歌は印象的でしたが何か童謡歌手的なイメージを持っていましたが今回のアルバムを購入して聴いてみたら目から鱗が落ちました。この様にこの名曲達をカバーし自分色に染めて新たな息吹きを吹き込める歌手がいたでしょうか。まさに驚きと感動です。サウンドも声を十二分に生かしたシンプルな作りで素晴らしいの一言に尽きます。良く通う静かなバーに持っていって聴いていたら来ていた客が「これは誰ですか?」とマスターに3人も聞きに来た程の食い付きがありました。必聴盤です。心からお薦め致します。
ベスト・クラシック100
カノン、威風堂々、運命、ジュピター、グリーンスリーヴス、タイタニックのテーマなど世界中誰もが知ってる超有名曲がなんとCD6枚に100曲、7時間分も収録されているというから驚きです。
100均でもクラシックのコンピレーションCDは発売されていますが演奏者不明ですよね。しかしこのCDの楽曲は有名演奏者で構成されています。
本場ヨーロッパ(イタリア、フランスなど)ではベストセラー、さらにホワイトのジャケットが女性にも人気、クラシック初心者もそうでない人も誰もが楽しめる究極の1枚です。自信を持って5点をつけさせて頂きます。
The Medieval Scapini Tarot: Deck and Book Set
解説本もセットになっていますが、カードのみのレビューになります。
ケースも高級感があり、カード自体も油絵調のとても美しいデッキです。
ライダーを基調としているので、リーディングもしやすいですね。
小アルカナも絵札で構成されています。
78枚通じて、荘厳さとおちゃらけた感じの両方を持っていて、一枚一枚がとても面白いです。
裏面は厳密に言えば上下対象ではありませんが、モノグラムなので、特に問題はないと思われます。
少し大きめのサイズなので、カットしにくいので星ひとつ減らしましたが、かなりオススメのデッキです。