井上陽水さんの「むすめがねじれる時」を聞いた時父親が5人いる娘、愛人が8人いる社長といった内容の歌詞は、陽水さんなりの冗談だと思っていたが、この本の作者の父親には、正妻である母のほかに8人の愛人がいて、その愛人たちに6人の子供がいた。当時は、男女雇用機会均等法が施行されるかなり前だから、女性には働く場所がとても少なかった。愛人やその子供達は、社会における負の部分を背負わされた。その長い苦しみが伝わってきた。この本を読んで、宇多田ヒカルさんの独特の感性が出来た背景、母親・藤圭子さんに極めて強い影響を受けていることが分かりました。藤さんの父親は、軍隊時代に上官からなぐられた後遺症で頭痛持ちとなり、朝からパチンコをし続け、家族からロクデナシよばわりされた。藤さんは、父親を殺したい、とも述べている。父親は、藤さん、更には宇多田さんの男性観へ、どう影響しているのだろう。昔、藤さんは、紅白歌合戦に選ばれなかった時、歌手を辞めようか、と悩むほど、紅白は重要だったが、今では、宇多田ヒカルさんは、紅白を自ら辞退している。価値観は変わるものだ。 きずな 関連情報
あなた任せのブルース 「藤 圭子 」 Mayu
作詞:石坂まさを 作曲:森川 登 1970年2月発売。 藤圭子さんの2枚目のシングル「女のブルース」のC/W曲です。 最近は演歌も…とても凝っ ...
Loading...