パリより愛をこめて Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
アクション映画って、今はCGの時代になっちゃって、スタントマンを使うというよりもどの位CGを使うか、みたいな時代ですよね。その前は、お金をどのくらい注ぎ込んだとか、車を何台壊したとか何発弾を打ったとか、そんな単位で語られたりもしました。カーチェイスも、ど派手に何かに突っ込むとか、ジャンプするとか物凄い土煙をあげながら走るとか、そんなのが多いですね。それらを全く否定するわけではありませんが、この映画はちと違う。ヨーロッパ的なアクション映画って感じ。銃撃戦は弾の数ではなくて、撃ち方、リズム、撃たれた方の動きや銃撃戦の舞台の妙で勝負。カーチェイスは足まわりとアングル重視。ジャンプしたりはしないんだけど、最適な早回しとスタイリッシュな車さばきでとっても興奮してしまいます。スローモーションと身のこなしは確かにジョンウー風。とてもかっこいい。そこに解りやすいヒネリの効いた脚本と、信じられないくらいパワフルでカッコ良いおっさんジョントラボルタ。適切なサウンドとテンポの良い編集。アクション映画ってこうじゃなきゃな、と同時にCGに頼らなくてもまだまだ凄いのが作れるんだと再発見もさせてくれる、久しぶりの痛快作でした。お薦めです。 パリより愛をこめて Blu-ray & DVDセット(初回限定生産) 関連情報
67年発表の6作目。徐々にアイドル脱皮を図っていることは物憂げなジャケットからも伝わってくるが、中身もフォー・トップスやシュープリームスなどモータウン勢の曲や、スペンサー・ディヴィス・グループの曲のカバーなど今までと違う路線を歩み始めている。いわゆるイエイエな感じのフレンチポップはないので、初期のファンにはちょっと敬遠されるかもしれない。当時、シルヴィはジョニー・アリデイと結婚した頃で、これまでよりも大人な路線へ転換しようとしていたのかもしれない。ある意味、シャンソンの持つ演歌的なアダルトな歌手になっていく過程がこのアルバムのように感じる。 パリより愛をこめて(紙ジャケット仕様) 関連情報