スパイダー [DVD]
コロンボ並みの面白さと言えば当たっているのかいないのか。けれどまだまだ見たくなる、は事実です。動じない男の感じ、その名演技をするモーガン・フリーマン。一見の価値ありのサスペンスです。アメリカでも指切りげんまんを同じようにするんですね。子役の才女ぶりも良くて。ただ最後もうちょっと劇的にしても良かったのに、と贔屓目に見てしまいます笑。
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上方漫才全集
今、聴いていても、そのまま笑える力強い漫才の傑作選。リアルタイムで、聴けなかったことが、悔やまれる。ボケ・ツッコミが、今のパターンと逆であった《いとし・こいし》や浪花節に電気ギター・アーイヤーのハイトーンが、彩りを添える《伸・ハワイ》など、上方漫才ファン必聴の一枚。あの世へ飛んでいって、寄席小屋をのぞいて、掛け声をかけてみたい。「よぉ、日本一」。
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上方漫才 黄金時代〜実況録音
もうなかなか聞くことのできなくなった一時代を築いたコンビの漫才が残されています。記録として貴重だと思います。中でもエンタツ・アチャコの『早慶戦』、それにミス・ワカナ、玉松一郎の『金色夜叉』が目につきます。ただこの2つは映画から録られたもののようで途中でフェイドアウトしてしまいます。漫才の古典とも言えるエンタツ・アチャコと一郎ワカナが完全でないのは残念です。それ以外は、漫才の歴史を聞くような思いがします。今と笑いの質が違っているような気がします。TVで見せる漫才が主流の今の漫才は本来の喋繰りの面白さを失ってきているかもしれない、などと思いました。このCDを聞き終えるときっと漫才を聞く耳が肥えていることでしょう。やっぱり良い漫才は時間が経っても良いですね。本当に面白い。出演者は以下の通り。横山エンタツ、花菱アチャコミス・ワカナ、玉川一郎砂川捨丸、中村春代芦ノ家雁玉、林田十郎浪花家市松、浪花家芳子轟一蝶、轟美代子五條家菊二、五條家松枝松鶴家光晴、松鶴家夢若浮世事可楽、ミナミサザエ東五九童、松葉蝶子夢路いとし、喜味こいし中田ダイマル、中田ラケットミス・ワカサ、島ひろし千歳家今治、千歳家今若姿三平、浅草四郎西都波呂、西都次呂平和ラッパ、平和日佐丸暁伸、ミスハワイ三遊亭小円、木村栄子秋山右楽、石川左楽ミヤコ蝶々、南都雄二秋田Aスケ、秋田Bスケ三遊亭柳枝、南喜代子
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PowerDirector 14 Ultimate Suite 64bit版 [ダウンロード]
動画を編集することはあまりないのですが,このソフトではスクリーンを録画できるスクリーンレコーダーという機能があります。海外のMOOCなどを受講していると,パワーポイント上でのポインタの動きやタブレットなどで書いている様子を動画で見せてくれるものがあり,これはどういう仕掛けで録画しているのだろうと思っていましたが,こちらのソフトを使えば簡単にできそうだと思いました。
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バートン・フィンク [Blu-ray]
ハリウッドの異才コーエン兄弟が放った傑作。本作を語る上で踏まえておかなければならないのは、「バートン・フィンク」が、彼らの「ミラーズ・クロッシング」の脚本制作で行き詰った際に生まれたという点。つまり、書けない脚本家バートン・フィンクは、そのまま彼ら自身の姿なのだ。ジャケット写真にもあるメガネに無精髭の浮いたジョン・タトゥーロの顔は、ほとんど監督のジョエル・コーエン(ひいては脚本のイーサン・コーエン)その人である。正統派の緻密で論理的なストーリーに、独特のヒネリを加えるコーエン兄弟流のスタイルを、こと本作に限っては、あたかも「ミラーズ・クロッシング」の真逆を行くかのように彼らはぶち壊してみせる。物語の中盤で観客の食卓に用意された“殺人”、“真相”、“真犯人”という料理を、星一徹がちゃぶ台ひっくり返すくらいの勢いで吹っ飛ばしてしまうクライマックスの展開は、その最たる例だ。この場面での「あがいても、どうにもならない気持ち・・・あれは地獄だ。だから解放してやる」というセリフが象徴するように、「バートン・フィンク」のテーマは破綻である。そして実はそこに人間の本質、本作のセリフで言う「精神の生命」があるということをコーエン兄弟は描いてみせる。はがれる壁紙、壁の向こう側から聞こえる声、“脳”にまつわるセリフ、それと対をなすようなレスリングという“肉体”にまつわる映画、持ち主のわからない謎の小包。劇中で繰り返されるこれらの描写は、確かに存在するはずの人間の内面、しかしその捉えようのなさを感じさせて秀逸だ。計算された画の向こうで起きた本物のハプニングを捉えた、奇跡のようなラスト・ショットも、本作の幕切れにこの上なくふさわしい。「バートン・フィンク」は、コーエン兄弟が初めて人間の内面に迫ったと同時に、彼らの作品の中で、唯一主人公のフルネームがタイトルに冠されているという点においても、際立って異彩を放つ作品である。本ブルーレイは、壁紙を貼りなおす際の接着剤(?)のねっとり感、ジョン・グッドマンの顔を伝う汗、タイプライターの質感、レスリング映画のラッシュ・フィルムでの音の怖さなど、画質、音質ともに見所、聞き所が多い。破綻した物語と緻密な映像とが絶妙に絡み合った本作の魅力は、このブルーレイでこそ堪能できるはずだ。
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