原作も大好きなんですが、定家役の岡本信彦さんと綏子役の能登麻美子さんの大ファンだったのもあって購入しました。下の方でキャストさんについて語りましたので、声優が気になった方はそちらをどうぞ。(ネタバレはしませんので)こちらの商品は、百人一首のファンなだけで原作を知らない方にも、中高生の古文の息抜きにも、ちょっとした趣味にもおすすめです。CDの内容は、省略はありましたが原作に忠実で、キャストの皆さんもキャラのイメージにぴったりな方ばかりでした。百人一首といえば、現代人からすれば、訛りのあるように詠むのが普通ですが、このドラマCDでは語尾を伸ばさずに詠んでくれるので、百人一首をやったことがない人でも自然に聞けると思います。ちなみに私は最近初めて百人一首をやったんですが、語尾を伸ばすあの詠み方には戸惑いました。が、このドラマCDでは、そういうことなく聞くことができました。ちなみにラストのテーマトークにて岡本さんが、本格派っぽく詠んでいらっしゃいましたが、抵抗感ゼロでした。 これが岡本クオリティなのか私がファンだからなのかはわかりません!すいません。声優さんについて私的には皆さんはまり役でした。メインキャストの方々を紹介させて頂こうと思います。岡本信彦さんについて岡本さんファンにはやばいと思います、それもかなり。 落ち着いた大人声をトラック1から聴けます。っていうかいきなりきます。(まずラジオでは聴けませんよね^^)冒頭15秒でテンションあがります。この定家役の岡本信彦を知る人は、そうでない人の何倍得してるのでしょうか。それくらい興奮しました。いじけ声も叫び声も、相変わらず可愛かったです。というより、声優さんに興味のない方でも、あの岡本さんの演技には魅了されると思います。園崎未恵さんについてラストのテーマトークでみれる、「声優の本気」とやらが凄いです。共演者の方々(岡本信彦を含む)もその美声に感動していらっしゃいました。年上の高貴な女性のイメージにぴったりでした。羽田野渉さんについて出番が少なく、羽田野さんファンには物足りないかもしれません。(元々歌を詠まないので…)でもラストのテーマトークにて可愛らしいエピソードを聞けますので、そちらに注目です。あとアニメでは、宇都宮頼綱役は下野紘さんで、こちらもはまり役だとは思いますが、羽田野さんの頼綱もかなりはまってました。アニメとのギャップは少ないかと。森川智之さんについて帝王と名高い森川さん、笑い声が個人的にツボでした。ニコ動のボイス集にアップされそうな囁きもありました(笑)ファンの方は、ご購入されるべきだと思います。甲斐田裕子さんについて叫び声に惹かれました。業平は「随分と慎みの無い」声だと言って挑発してましたが、あの叫び声はかなりの美声でした。あとモノローグもお上手でした。松風雅也さんについて某ドッキリではじけてた人とは別人のようでした。ぶっきらぼうと言いますか、奔放と言いますか、あの喋り方が陽成院にぴったりでした。能登麻美子さんについて本当に綺麗な声でした。原作の綏子を見たときから、能登さんが良いなと思っていたので、嬉しかったです。私的には「尽くすタイプ」「可憐」な役は能登さんというイメージもあったので、楽しんで聴かせていただきました。藤村歩さんについてモノローグや呟きから、切なさがとても伝わって来ました。それに息切れの演技もお上手でした。伊藤静さんについて活発な喋り方が、原作の藤子のイメージ通りでした。それと「ぶっとばす!」の言い方が個人的に気に入ってしまいました。このぶっとばす!を聴いてからは、原作を読み返す度に伊藤さんの「ぶっとばす!」が頭に響きます。塾一久さんについてめちゃくちゃ雰囲気あっていらっしゃいました。貫禄と言えば良いのでしょうか、出番は少ないはずなのにとても印象深く、セリフが頭に残りました。最後になりましたが、一言で言いますととにかくおすすめです! 超訳百人一首 うた恋い。ドラマCD 関連情報
和歌 #007 在原業平(825~880) 月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身一つは もとの身にして
月やあらぬ 春や昔の 春ならぬ わが身一つは もとの身にして 【訳】 月が違う? それとも春が昔の春ではない? いや。月も、春も、去年と同.
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