1巻を読んで、ずっと心待ちにしていた作品です。 バイオハザードのゲームはストーリー上での経過時間が短く、キャラクターの言動や見られる一面は緊迫した状況下でのものばかりになってしまいます。この作品ではシリーズを代表するクリス・レッドフィールドや、バイオ6のピアーズ等のキャラクター達の普段の顔を見ることができるため、「あ、こういう人だったんだ」と新たな一面を見る事ができて大変楽しいです。ストーリーもゲームよりもゆとりをもって楽しむことができます。 かといって緊迫感がないのかと言うとそうではなく、ストーリーはだんだんと真相が見え始め、ハラハラさせられます。3巻が待ち遠しくてしかたありません。
本の装丁についても、同じ値段の他の本がかすむほどに重厚で、高級感があります。 ホラー要素の高い作品であるため、絵はもちろん装丁にも気を配っている感じが伝わります。
バイオハザード(特にクリス等のBSAA側)が好きなら、きっと好きになれる作品だと思います。
圧倒的な使用曲数を誇る「バイオハザード6」、当然サントラであるこの商品の収録曲数もかなりのものになります。 木管楽器やストリングスでホラー感を煽るレオン編、 金管楽器と明快な和声進行で盛り上げるクリス編、 ベースやドラムの小技がおしゃれなジェイク編、 怪しげなスローテンポで隠密を象徴するエイダ編、 そして、ただひたすらにテンションを上げてくれるエクストラコンテンツ。 好みは人それぞれですが、守備範囲の広いサントラです。 曲たちのクオリティについては、当たり前ですがプロのコンポーザー方によるものなので 私のような一般人が申すには失礼な言い方ですが、「非常に高い」です。
しかし、購入に際して、参考にしていただきたい、私が思う不満点を記述します。
不満点は3つ。 まず最初に、「同一マップの中で切り替わる曲」がひとつのトラックにまとめられてしまっていること。 例えばクリス編、ch2の最初のマップ内(フィンが侵攻ルート上の横転した列車を爆破するまで)では 「オグロマン登場まで」「オグロマン登場後、撤退まで」「オグロマン撤退後、フィンが柵を爆破するまで」 そして「フィンが横転した列車を爆破するまで」 それぞれ違う曲が流れていますが、 このうち「オグロマン撤退後、フィンが柵を爆破するまで」の3曲が1トラックにまとめられています。 1トラック内の1曲1曲は、1回流れたらループされず、すぐに次の曲に移行します。 この仕様が気に入らないのです。トラック数やCDの枚数が増えそうで、4枚よりも多い枚数での供給は非現実的ではありますが 1曲は1曲として、最低でも1回はループして、トラックを分けていてもらいたかったです。 ちなみに上記の例の「フィンが横転した列車を爆破するまで」 この1曲は、クリス編ch3のカーチェイス中、駐車場で足止めをくらう場面でも流れているからか (というよりは、このシーンのために作った曲をch2の当該シーンでも使いまわしている、という方が正しそうです) 「ピアーズの運転でエイダを追跡中」「駐車場内を進行中」の2曲と一緒にまとめられています。
次の不満点はずばり、ゲーム内で使用された曲が全曲収録されていないことです。 一度は全diskの全曲に耳を傾けましたが、 クリス編ch4、またレオン編ch4で流れる「ラスラパンネが動いているとき」の曲と クリス編ch3で流れる「水上生活区域でのヘリ戦」の曲が見当たりません。 後者の曲は、同じくクリス編ch3の 「ジェイク編とクロスオーバー時のヘリ戦中、マルコが扉を爆破するまで」の曲と同じモチーフが使われているので そのトラックにまとめられているのかと思いましたが、そうではありませんでした。
最後の不満点、これは局所的なものですが 「disk2の21トラックめと22トラックめ」について、 この2トラックはどちらもクリス編におけるカーチェイスマップで流れる曲です。 21トラックめの内容は最初の不満点を述べた中にございます、 そして22トラックめの内容は「クリスの運転でエイダを追跡、空母突入ムービーに入るまで」です。 しかしこの2トラック、よく聴いてみると 21トラックめの終わり際の音がぶつ切りで、その切られた後半の音から22トラックめが始まっています。 おそらく、同じマップ内で流れる曲なので、同じトラックにまとめたものを 長すぎたので(2トラックの再生時間を足すと5分50秒弱になります)強引に分割したのでしょう。 21トラックめのぶつ切りされた終わりの音と、 22トラックめの、そのぶつ切りされた音から始まる瞬間には違和感を感じます。
本編の4つのシナリオを1周クリアしてマーセナリーズやエージェントハントも ちょろっと遊んでみたので、そろそろレビューを書きます。
【良い所】 ・ゆっくり進めて全編クリアまでに30時間くらい掛かるほどボリュームがある ・レオン編のチャプター2までの雰囲気はバイオ1を髣髴とさせるホラー感がある ・歩き撃ちやスライディングや回避やカウンターなどアクション性が高まった ・amateurでは即死QTEに失敗しても自動的に成功扱いとなるため、初見に優しい ・amateurは「銃で殴るゲーム」と言っても過言ではない易しさで、初心者に優しい ・体術ゲージを使って発動する自動照準のクイックショットが助けになる ・マップ表示がない代わりの方向ガイドが便利 ・AIの味方は弾無限&体力無限であり、5と違ってソロプレイで足手纏いにならない ・レポティッツァやラスラパンネなどのおぞましさ担当ボスのデザインが良い ・エージェントハントは今までになかった独特の面白さがある
【良い所かつ悪い所】 ・体術が強いので弾がなくなることへの恐怖感や切迫感を感じなくて済む →もはやサバイバルでもなくホラーでもなくなってしまっている ・銃を撃つなど、これまでのバイオシリーズのゾンビらしさが失われた →プレイヤーキャラのアクション強化に合わせてゾンビもいくらか強化が必要だった ・武器の強化がなくなり、使い込んだ武器に愛着が湧きにくくなった →スキルによって防御面や体術も強化可能になった ・敵の弱点と非弱点の肉質の差が激しく、初見ではてこずる可能性も →弱点だけを狙って手早く倒せるようになると楽しい ・倒れた敵を踏む体術中は無敵ではなくなった →踏むかどうかの選択を迫られるというゲーム性が生まれた
【悪い所】 ・1つのチャプターがあまりにも長過ぎる ・武器選択が煩雑になり、咄嗟に武器を持ち替えにくい ・武器を捨てることができないため、不要な弾がドロップして邪魔 ・持てるアイテムの上限が少なく、頻繁に弾などを捨てる必要がある ・カメラが近くてよく揺れる(キャラの背中を見ていると酔う) ・グラフィックの質が5より下がった ・UIが無駄に各キャラで異なっており、特にクリスのUIが見にくく使いにくい ・日本版だとゾンビを倒したときに頭が飛ばないので、倒したかどうか判断しにくい ・明るさを最大にしてやっと画面の明るさが普通になるほど暗い ・QTEがやたら多く、QTEを含むムービーは飛ばせないので2周目をやる気が起きない ・スティックを回すQTEでは激しいグリグリが要求され、スティックが傷むのが心配 ・注目させたい場所に強制的に視点が(徐々にではなく一瞬で)変更されて混乱する (敵が来た!よし、こっちに逃げよう!→勝手に視点変更→あれ…どっちだったっけ…) ・追い掛けられるイベントで視点がころころ変わるのでイライラする ・即死QTEや失敗し易い即死イベントがかなり多いのに、死亡回数が評価に直結する ・リアルさ追求で手振れや弾を撃った後の反動がやたら大きく、非常に狙いにくい ・リアルさ追求で後に起き上がる倒れたゾンビの上を通ると躓く ・道中に隠されたエンブレムを破壊しなければ各種ファイルを読むことができない ・ひたすらドンパチ銃撃戦が連続する展開が多く、ゲーム進行がやや単調 ・カバーの操作が駄目過ぎるのと遠景がぼやけるためカバーがまるで役に立たない ・クロスオーバーによりそれぞれの編で同じ場所に何度も立ち寄るため新鮮味がない ・クロスオーバーのせいで1つの編が別の編の盛大なネタばれを含んでしまっている ・各Cウイルス感染者の設定に無理やり感がある(特にカーラ) ・エージェントハント参加側は無限弾の拒否ができない ・キャラの心情描写や行動描写が全体的に雑で、性格が破綻しているキャラもいる ・柵状の扉に反対側から掛かっている閂を外せないなどのご都合主義の場面がある ・スタッフロールでの回想映像がなくなり、スタッフロールがつまらなくなった ・クリア特典の無限ロケランや本編で使用可能なコスチュームがなくなった
総じて本編はcoopに向かず、2周目をやらせる気もない作りになっていると感じました。 しかしソロプレイの1周目は(QTEでの即死が多発することを除けば)割と楽しめるので、 低難易度でサクッとクリアで満足してすぐ売るというプレイスタイルのユーザーには 差額1500円程度であることを考えるとお勧めのゲームです。 また、「本編はどうでもいい!マーセナリーズをやらせろ!」というプレイヤーなら アクション性の増したマーセナリーズはかなり気に入るのではないかと思います。
バイオ6は例えるなら「前情報なしで評判のラーメン屋に行って800円のラーメンを 注文したら400円の質のラーメンが2人前出てきた」というようなゲームなので、 これを許せるかどうか賛否両論になるのも無理はないなと思いました。 レビューが★1〜2と★4〜5で分かれていますが、どちらの意見も納得できます。
Resident Evil/ Biohazardのファンなら絶対に面白いはず。ゲームで体験した恐怖をもう一度自分のイマジネーションの限り味わえる作品です。
凄く使いやすくデザインも良いと思う
選ぶ基準が十字キーを中心にしたアナログスティックの距離と角度ですが ジャストフィット! 反対の数字丸ボタンも同様 何より、「11」「12」キーが左右に別れていて 親指で何所からでも押しやすく全体に操作がし易い配置になってます。 そして、ボタンの押し心地ですが、強すぎず弱くなく確かな手応えもあり 本当に実に良く出来ています。 流石!受賞商品!
ほぼ毎日使い、一月経過しても 制御ドライバーと電気、機械的に問題ないですよ^^
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